防災が広まらない理由

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災害時だけでなく、なにか想定外のことが起きたときに私たちはどのような行動を起こすのでしょうか?

 

イギリスの心理学者ジョン・リーチ氏の研究によると、運悪く不意の災害に見舞われた時、

ショック状態になり何もできない状態になってしまう人が全体の70~75%になると結果が出ています。

 

どんなに防災を広めようとしても対策がいっこうに進まない理由

防災ガールの20~30代女性に向けたインタビューでは、「防災が必要であることを知っているけれど、対策をしない理由」を聞いたところ、

  • ・ダサいから
  • ・めんどくさいから
  • ・起きるかわからない事に対してお金や時間をかけたくないから
  • ・別に死んだらその時かなって

このようなネガティブイメージがあったり、「必要なのはわかっている」という認知に対して

「アクションを起こすまでじゃない」「アクションを起こすほどの理由はない」という認知不協和が発生していることがわかります。

 

これは、「正常性バイアス」といって、わかっているけれど「自分だけは大丈夫」というように、

不安なことや目に見えない事に対して面と向かわないという選択をとり心のバランスをとるためになされる正常な心の動きなのです。

 

レジリエンストレーニング

しかし、それでも災害に見舞われたり、想定していなかったことが起きるとパニックになりなにもできなくなってしまうのではしかたがない。

そこで注目されているのが「レジリエンストレーニング」である。

しなやかなという言葉の意味をもつ“レジリエンス”のトレーニングということであり、想定外のことにたいしてしなやかに交わす心の強さや意識の変化、意識向上をもっておくというもの。

 

モノを備える事も十分大切だけれど、そもそもそれぞれの個人の考え方や捉え方を変えなくては、

ストレスフルであり全ての事に対して苦しくなってしまう。

これは現代の鬱病患者が増加しているということにたいしても繋がってくると思う。

 

ペンシルバニア大学のwebサイトでは一度登録(無料)するだけで、自分の幸福度やレジリエンス力をためすことができるテストも掲載されている。同じ世代、同じ国、同じ性別の人と比べて自分はどうかなどが結果としてわかるので面白い。

画面右上に言語を選択することができるボタンがあるので、試してみたい方はぜひ!

 

 

思い込みとイメージの変化をするには

それは、「その人にとって」バイアスのかからないインパクトのあるきっかけがある必要があります。

それは、災害を経験された語り部の方に話しをきいて変わる人もいれば、

防災グッズを購入するという個人の行為で変化させる事ができる人もいるでしょう。

 

ただし、特に防災ガールがメインターゲットとしている、最も防災対策をしていない20~30代若者に関して言えば、

既にセミナーや講演という密閉された空間で長い時間話しを聞く(聞かなくてはいけない)という環境に対してのネガティブイメージがあるのにそこにさらに防災という話しとなると効果は期待できない。

だからこそ、「その人にとって」最も意識が変わりやすいカタチや伝え方を選択することが私たちのように、既に防災の重要度緊急度が高まっている事を知ってしまった人たちが考えるべき次のステップなのではないだろうか。

 

 

 

 

参考:https://www.authentichappiness.sas.upenn.edu/home

http://www.president.co.jp/pre/backnumber/2010/20100503/14678/14687/

http://www.bo-sai.co.jp/bias.htm

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