次世代版避難訓練LUDUSOSアンケート結果

次世代版避難訓練LUDUSOS in 二子玉川 2016.3.13
次世代版避難訓練LUDUSOS in 二子玉川 実施レポート

先日、私たち防災ガールが企画運営するこれまでにない新しい避難訓練「LUDUSOS」を都内最大の都市開発地域二子玉川地区にて開催させていただきました。

私たちにとって、今年の3月11日は一般社団法人にして1年の日。そして東日本大震災から5年というひとつの区切りでもあります。そこに一番近い土日にどうしても開催したい。そして少しでもたくさんの方に防災というものを身近に感じてほしいとおもい準備してきました。

 

企画概要

企画名:次世代版避難訓練LUDUSOS(ルドゥスオス)
日時:2016年3月13日(日)10:00~14:50
場所:二子玉川ライズ・オフィス8階 東京都市大学 夢キャンパス
運営者:一般社団法人防災ガール
主催:一般社団法人防災ガール
後援:世田谷区
特別協賛:NTTタウンページ株式会社
特別協力:大塚製薬株式会社、東京都市大学 夢キャンパス
協力:東京急行電鉄株式会社、アルファフーズ株式会社、高進商事株式会社
WEBサイト:http://new-hinankunren.strikingly.com/
チケットサイト:http://ludusos.peatix.com/view

企画内容

一般社団法人防災ガールが、より効果的で実践的且つ楽しんで防災を学ぶことができるようにと生み出した新しい形の避難訓練プログラムです。日曜日の午前11時から午後2時に設定し、買い物客で賑わう二子玉川の街を実際に歩きながら、参加者に肌で防災を感じ、学んでもらいます。

今回は二子玉川ライズにて、関係者や子ども含め約70名へ向けて開催しました。ナイアンティックラボが開発したINGRESSという位置情報ゲームを活用し、レジスタンス(青)とエンライテンド(緑)という二つのチームに分かれて、ミッション型の避難訓練を行います。

▼当日の流れ

1、オープニングムービー
2、ルール説明
3、協賛企業からのアイテムや強化アイテムの確認
4、次世代版避難訓練本番(60分間)
5、制限時間以内に帰ってきた人のみポイントを集計
6、訓練中に見つけた、街危険箇所を共有するワークショップ
7、MISSION紹介、防災まめ知識共有
8、結果発表

 

企画実施結果

1)実施状況 / 参加者に関して

▷年代別
 ・10代は2人(3%)
 ・20代は15人(26%)
 ・30代は22人(38%)
 ・40代は15人(26%)
 ・50代は4人(6%)
 ・60代以上は1人(1%)
▷居住地
 ・二子玉川周辺:7人(12%)
 ・首都圏内:43人(73%)
 ・首都圏外:9人(15%)
▷参加理由
 ・防災ガールから:32人(55%)
 ・ソーシャルメディアから:13人(23%)
 ・ネット検索して:5人(9%)
 ・ingress仲間から:7人(13%)
 ・その他:7人
▷訓練前の防災対策の10段階自己評価
 ・1(全く防災をしていない):3人(5%)
 ・2~4:20人(34%)
 ・5~7:30人(51%)
 ・8〜10(最も防災をしている):6人(10%)

今回の次世代版避難訓練は最小年齢5歳から60代まで幅広く、女性も多い状況となりました。同じ会社の同僚同士や、家族で防災のことを学びたいとお子さんを連れていらっしゃったり、パートナーと共にお互いのことを知り守る為にお越しいただいたという方もいらっしゃいます。

また、参加者の半数以上が、訓練前の防災に関する自己評価を10段階において5以下に設定している事がわかります。

2)実施後アンケート / 実施効果

▷防災意識の変化

参加者に訓練実施後防災意識の変化について訪ねました。

・とても変わった 27人
・変わった 26人
・変わらない 6人

訓練に参加した方の89%が訓練を経て防災意識に変化があったと回答。「変わらない」と回答した6人のうち半分は事前のアンケートで既に防災意識が高いと自己評価しているもの、半分は事前アンケートで1つも防災対策をしていないことを報告されているという事がわかりました。

 

▷NPS(ネットプロモータースコア)

参加者に10段階で「どの程度知人に薦めてみたいか」を尋ねました。

0点~6点の「批判者」が15人で25%
7点~8点の「中立者」が32人で54%
9点~10点の「推奨者」が12人で21%

という結果になりました。

「批判者」を選択した参加者の多くは「ゲーム感覚でやるのはよいがわかりづらい」「防災にお金をかける意義が不明」という防災とゲームをかけ合わせた内容への不安と疑問、そして防災というものにお金をかけることへの疑問からくるものが大半となりました。

その反面、「推薦者」となった人の多くは「今の時代にあったやり方だ」「これまでの防災とは違い、年齢や性別関係なく楽しめる」「防災だけでなく健康・コミュニティの活性にも繋がりそう」などというこれまでの防災対策・避難訓練ではできなかったことの解決になるというご意見を多くいただきました。

 

▷訓練後に実施しようと思った防災アクション

参加者には事前に現在行っている防災対策と、訓練後に実施しようと思った防災対策について複数回答許可の上回答してもらっています。

内容

訓練前

訓練後

家族との集合場所の確認 12 24(倍以上
安否確認方法の確認 11 23(倍以上
グッズの備え 24 19
過去災害を調べる 15 10
災害ボランティアへの参加 8 18(倍以上
避難訓練や防災イベント参加 25 31
防災情報を調べる 16 6
帰宅経路の確認 23 28
水や食料の備え 35 25
ハザードマップの確認 22 31
家具固定 13 21
なにもしない 8 2

ほとんどの項目が実施したいアクションとして選択する人数を増やし、なにもしないと選択する人が減っています。また、「グッズの備え」「過去災害を調べる」「防災情報を調べる」「水や食料の備え」に関して人数が少なくなっています。選択をしなかった理由としては、訓練中に毎日の生活の中で無理なく備えることや、自分の視点を変えるだけで普段の暮らしの危険箇所や対策すべき点がわかるということを学んでいただいた事でより具体的なイメージができるようになったからなのではないかと予測されます。

 

3)参加者の感想

参加者への事後アンケートにおける自由コメント欄で似たようなコメントが記入されたものを優先的に一部を紹介致します。

▷全体に関するフィードバック

・東京以外の場所でもやってほしい
・チームワークで楽しみながら防災の知識を得られるのでとてもいいイベントだと思った
・想定外な災害に備えるためにも今日のような実践的な訓練は必要

▷オープニング

・初心者向けの講習があってよかった
・イングレスが実際にやるまでよくわからなかった。
・ルールが難しかった

▷チェックイン(チームごとの自己紹介)

・チームで協力体制ができよかった
・様々な年齢層の人と出会えて良かった

▷訓練

・アトラクション感覚で参加できて、とてもワクワクした。
・ゲーム性があると小さい子でも楽しめながら学べるのが良いと思います。
・もっと長い時間やりたかった
・意外と知らない地域の地形や構造がわかった
・イングレスがわからなかった、戸惑った
・歩きスマホになってしまいがちだった

▷アウトプット(地域の危険箇所を考えるワークショップ)

・ただの町歩きではなく、考えをチームで話し合う時間は重要だとおもった
・チームでの話し合いは面白く学びになった
・共通なポイントもあるが、自分が気づかない点もグループ内で出され、とても参考になった。

 

 

4)メディア掲載

事前掲載:TBS ニュース23、TOKYO MX、ライフネットジャーナル、Yahooニュース 他85媒体

当日取材:読売新聞、GIS NEXT、リスク対策.com

 

5)まとめ

10代から60代の幅広い年齢層からの参加があり、参加者の居住地域は二子玉川周辺・首都圏内が85%を占めました。訓練後のアンケート結果では、参加者の89%が訓練を経て防災意識に変化があったと回答。NPSは、「批判者」が25%、「中立者」が54%、「推奨者」が21%でした。この結果より、今後は批判者による指摘点を改善し、推奨者による指摘点を更にブラッシュアップすることが求められます。

また、事前に現在行っている防災対策と、訓練後に実施しようと思った防災対策についての複数回答から、訓練を通して今後「家族との集合場所の確認」「安否確認方法の確認」「災害ボランティアへの参加」を実施しようと思った参加が多くなった事より、その場でそのアクションを起こし易い環境づくりや、選択をする人が減った項目「グッズの備え」「過去災害を調べる」「防災情報を調べる」「水や食料の備え」に関しては訓練を通してその意味あいを伝える事でただ作業として行う人をふやすのではなく、意味をしって自主的に活動出来る人をふやしていきたいとおもいます。

最後に、今回もさらにたくさんの方々にご協力いただきこの場を運営、開催することができました。スタッフ一同大変感謝しております。これにとどまらず、ブラッシュアップし、より多くの人に防災の重要性とアクションを広めていきたいと思いますので、今後ともお力添え宜しくお願い致します。

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