防災ガール第一弾熊本支援レポート(4/27-5/1)

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第一弾の熊本支援より防災ガール全員無事帰ってきました。

この熊本・大分地震での大きな被害と突然の悲報に接し、動揺のあまり声も出ませんでした。 なによりも、ご遺族の方々のお悲しみをお察しいたします。 心からご冥福をお祈りいたします。

また、今も尚避難所や車・テント泊をされているみなさまへ少しでも支援になればと向かいましたが、全員に細かく支援が行き渡ったとはおもっておりません。だからこそ、継続的に支援をしていきたいとおもっております。

 

今回、たくさんの方々から活動支援金を託して頂き、熊本の支援に全国から選抜された防災ガール5名と現地で暮らす2名で向かいました。

皆様から活動支援金を頂戴するにあたり、事前に計画していたものを記事に掲載しておりましたが、毎分毎秒変わっていく現地のニーズにあわせて都度微調整し、最終的には以下のような動き方や支援金の活用をさせていただきましたこと、ご理解いただければとおもいます。

以下活動レポートにまとめました。ぜひご確認いただければとおもいます!

 

たくさんの方に喜んで頂きました!

活動支援金を活用し購入した物資、メンバーが行ったことでの時間や関わりはとても多くの方に喜んで頂きました。

特に被災された女性にとって必要なものを現地と調整しておもちしたことで、
「基本的なものは揃ったけど、長い避難生活を考えたときに欲しいものはまだなかったので助かった」
という声や、
全国いろんなところから来たんだよ〜と受け渡す時に交わす言葉からも、
「遠くから来てくれてありがとう、ほんとうに助かります」
「大変だったでしょ、ありがとう」
「こうして応援してくれることで元気になるよ」
と言って頂けました。

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たくさんのボランティアが生活空間に入ってくる為とても疲れている中でこのようにお声掛けいただき、私たち自身も元気になる想いでした。

 

熊本での活動内容とスケジュール

熊本への支援に向けて私たちは以下のような準備・スケジュールで伺いました。

活動以前

・現地で活動するボランティアや現地の若者からヒアリングしニーズ調査
・活動支援金を活用し物資の購入、輸送

4月27日

21:00 福岡到着

4月28日

8:00 物資詰め込み、レンタカーかりる
10:00 福岡市を出発
13:00 物資集約センターでその他物資を乗せる
14:00~ 熊本市内の指定外避難所を1件、益城町の指定避難所を2件訪問
   現地のニーズにあわせて物資提供
21:00 活動終了

4月29日

8:00 熊本市内の情報集約チームとのミーティング
10:00 南阿蘇物資集約センターで物資の提供
16:00 指定避難所となっている小学校へ物資提供
17:00 拠点に帰る

4月30日

8:00   病院での物資提供
10:00 小学校 物資提供・情報支援
13:00 2つ目の小学校物資・情報支援
17:00 熊本支援チームと物資に関する打ち合せ
18:00 現地コーディネーターとの今後の熊本支援に関する打ち合せ
20:00 熊本在住の20-30代女性との災害直後と今後の防災意識インタビュー
22:00 拠点に帰る

5月1日

8:00-12:00 南阿蘇村、西原村での調査
15:00 福岡市でレンタカー返す。全員各自終電で帰りました

 

活動支援金をどう活用したか

活動支援金を私たちに託してくださった皆様、本当にありがとうございました。支援金という形だけでなく、投稿のシェアや募集の協力をしてくださったみなさまもありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。

上記にも記載させて頂いたように、第一弾として現地のニーズにミスマッチした支援をしないことを優先に、事前に一部活用させていただきワゴンがいっぱいになるくらいの量の物資をまずは持っていきました。また、活動に伴う交通費なども最も安全で最も安くし、現地の宿泊などは好意にあまえて場所をおかりして寝袋を各自もって泊まらていただきました。

そのため、持っていったワゴン1台分の物資は全て提供することができましたが、今回の多くは物資提供よりも現地で今後必要とされることを現地の方々や被災された方からのお言葉からの調査が多くなりましたことをご報告させていただきます。また、残金は第二段・第三弾の支援の際に必要な支援物資やその活動に引き続き活用させて頂ければと思っております。(今後も全て報告させていただきます!)

以下が活動支援金をどなたから託して頂いたか、そして合計の金額と活用報告になります。ご確認の程お願い致します。

活動支援金を託してくださった皆様
(敬称略させていただいております)

孫 泰蔵、ナカジマカツヒコ、ツカダユウコ、有限会社プラスチャーミング
長谷部美紅、岡田昭彦、北川美代子、高梨恭子
特定非営利活動法人ETIC、コウノフミトシ、エイティワンジャパン
マツモトカナ、キタノマサル、今村顕子、太田貴代美
藤原育菜、タカシマアイコ、コウチマサキ、東さくら
立花直樹、田島なな・みな、広島綾子
シンジョウケンイチ、ミヤガキトシヤ、イナガキサトシ
モチツ゛キ ユカ、タケウチ アスカ、ヒキタ カオリ

物資の提供をしてくださった皆様

新田理恵、小池亮介

活動支援金総額(5月2日現在)

1,399,000円

活用方法

①被災された方向けの支援物資代  計341,241円

生理用品 50人分
ビタミンサプリ 50人分
下着 50人分
おしりふき 50人分
おむつ 50人分
からだふきぬれタオル 50人分
果物缶・ドライフルーツ 50人分
保湿,ボディクリーム 50人分
大判ストール(防寒やプライバシー保護に)30人分

②現地のニーズに合わせて追加の支援物資 計65,216円

ぬいぐるみ・木のおもちゃ・こどもの楽器 30人分
ぬりえ 30人分
ミルク 50人分
薬草茶 物資提供分 0円
携帯充電器 物資提供分 0円

③活動するために必要な活動費 計222,730円

現地で活動するためのレンタカー・ガソリン代 57,380円
熊本までの旅費交通費5人分 163,650円
高速道路代 1,700円
主要駅前後の交通費 各自で支払い 0円
航空券最安値以上の金額 各自で支払い 0円
宿泊費 ご好意に甘え泊まらせて頂きました 0円
食費・お風呂代  各自で支払い 0円

④総計

活用させて頂いた支援金合計 629,187円
次回活用する支援金合計 769,813円

 

震災から2週間後のボランティアや必要とされた動き

震災から2週間が経ち、もうほとんど物資は揃ってきていました

 私たちが現地に行く直前までは、物資があるところとないところの差が激しく、細かく輸送出来る人が必要だということを伺っていました。しかし、現地ではほとんど基本的な物資はメーカーなどから大量に送られていて、どちらかというと中長期的な避難生活に必要なメイク用品などよりよい生活を送る為にものなども求められていました。あとは子どもたちが遊ぶためのものなど。

ボランティアには求められることが具体的になっている

 現時点では、上記のこともあり小回りを聞かせて物資を届ける輸送隊となれる人、被災された方がお家から取り出せるものを取り出す間に農業再開のお手伝いをする人、技術系・専門性のあるボランティアなどが求められています!

※ただしこれも、避難所によっては子どもたちに役割をわたして、みんなで楽しみながら避難所生活を成立させているところもあり、「地元の人たち」で助け合ってやるということも大切であり、外のボランティアという人手の活用法についてもよく考える必要があるのかもしれないと感じました。

県内のボランティアを募集している理由

 県外からもボランティアを募集している地域もありますが、現時点では県内・市内のボランティアを中心として求められています。それは、土地の状況もあり、ボランティアが泊まれる場所もすくなく、道がせまいので車が多くなることで渋滞がおきてしまうことも懸念されているからです。県内で家も車もある人が優先度高く求められています!

 

メンバーそれぞれが感じたこと

東京から現地入りしたメンバー①

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東日本大震災以降の災害現場に都度行ってきましたが、今回はいろいろな「違和感」と「実感」がありました。支援する団体それぞれの立ち上がりがとても早く、支援物資が行き渡るのもはやいけれど、その団体の横の繋がりは少なく似たようなことを同時にやってしまっていたり、ソーシャルメディアをそれぞれが各自の判断で使うため情報が錯綜しているとも感じました。他にも、市内はみんな日常生活にすぐ戻っているけれど、局所的に避難所生活の人がいるというギャップに違和感を感じたりしました。県外の人や被災された方同士が助け合うにはまだまだ余裕がないとはおもうものの、外からの支援が多く入っていて、被災されたかたが「お客様」のようになっているところも一部ありました。支援のしすぎをされている方も多く、とても気になるところが多かったです。それでも、現地の方が避難所生活や車中泊で顔が疲れているのを見ると、わたしにも何かできないことはないか考えさせられました。過去の災害から学んだことがどうここで活かされているのかという視点とともに中長期的な避難生活と復旧復興にちゃんと向き合って、継続的な支援をしていきたいです。

福岡から現地入りしたメンバー

TVやSNSでは、地震発生から数日経過しても情報が錯綜していて、現地の状況も見えず、一体何が本当なのか分からなかった。しかし、実際に避難所を訪問し、物資をお渡ししながら現地の方と会話をするなかで、どのようなことが求められているのかが理解できた。例えば、

・物資:全ての種類が足りていないわけではなく、一般的に思いつくような物資はむしろ余っていて受取りができない状況で、乳液やビタミンサプリなどニッチな物資は、どこでも喜ばれる状況だったり、ドライフルーツや缶詰等は喜ばれるが人数分の用意がなければ配布できないことなど。

・ボランティア:どんなボランティアでも人数居たらいいのかというとそうではなく、家屋に入ってがれき撤去等を行うボランティア、現地での傾聴ボランティア、小回りがきく車で物資を細かく配布できるボランティア(フェーズによって不要ともなる)などが必要とされていることなど。被害の程度や地域に応じて違いはあるし、ボランティアのマッチングがうまく機能しているかは疑問も。

・現地にお金を落とすかどうか:発生から2週間というタイミングで、現地で物資が足りないので全て持参しようと考えていたが、「熊本市内はお店も開いている。現地でお金を落として欲しい」という声を聞いて、初日以降は食料は持参しなかった。確かに現地のお店は開いているところも多かったが、一方で「ボランティアが現地で食事を買うのは非難を受けることもある」という風評被害の声も。地域によって復旧スピードもかなり異なっているため、一概には言えない部分。

東京から現地入りしたメンバー②

益城町に着き地震により座屈した建物を目の前にして「あ。。。」というため息に近いような声しか出なかったのと同時に自然の猛威によって普段の生活が壊されるのは本当に一瞬なんだなと改めて感じたというのが最初に到着した時点での私の素直な状況でした。

しかし今回現地入りした先々で『どうにかして被災された方の力になりたい』という同じ志を持った多くの人が様々な形で支援をしている姿に人の温かみを強く感じました。

これからも何らかの形で熊本を継続的に支援すると共に、今回の現地での活動を通し、見て聞いて肌で感じたことをこれから防災ガールの一員としてリアリティーのある防災普及に努めていけたらなと思います。

高知から現地入りしたメンバー

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NPOやボランティアなど民の活躍は幅広いが、今回の局地災害でいくと需要に対して供給が多すぎた。公の情報(災害対策本部やボランティアセンター)をもう少し信用して、連携し動くことも必要なのではと感じました。ミスマッチをなくすことを目的に活動する民もいくつかあり、その行為自体がミスマッチを生んでいるのかもと感じています。

そして、現地の温度感と外部からの支援者の温度感の差。避難所が縮小し学校再開していく段階であることを踏まえると、現地の方中心に回していく必要があり、支援の加減に注意が必要だと思います。

なにより、命を守らないと、避難所の運営や備蓄などが生きてこない。家族が死んだ状態で避難所運営をしましょうと言ってもむり。とにかく、命を守れる人を増やす必要があるため私たちはここを徹底的にやっていかなきゃとおもいました。

私たちが今後熊本・大分にどう関わろうと思っているか

これは現地での移動中や夜のミーティングでも毎度毎度頭をかかえる課題であり考えなければならないことでした。

私たちは「防災を普及啓発する」団体なので、緊急支援や復旧復興支援団体ではありません。元々の実現したい社会を実現するためには多岐にわたったことをするよりは集中したほうがいいことはもうみなさんもご存知だと思います。

ただ、見て見ぬ振りはできないから防災ガールになった私たちは、自分たちの強みを活かした意味のある支援は何かを考えました。

①九州を拠点とした現場からの生の情報をすいあげる

②今意識が高まった人や未来被災者に向けた、
 アクションに繋がる事前啓発の事業を行う

③他の既存事業で、団体として元々掲げている
「平時や緊急時問わず生きぬく若者を増やす」ことをさらに注力する

という3点をやっていこうと決めました。

被災された方、被災した仲間も「被災者」として接するのではなく、私たちや私たちの周りも未来の被災者となる確率が高い。今だからこそ私たちがやるべきことを丁寧に、責任持ってやっていこうと思います。

 

ぜひこのレポートをご覧下さっているみなさまも、ご一緒出来れば幸いです。引き続き何卒宜しくお願い致します。

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