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防災ガール第二弾熊本支援レポート(5/28-5/31)

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第二弾の熊本支援も全員無事に帰ってくることができました。

発災から1ヶ月以上すぎたとはいえ、今もなお避難所や車・テント泊をされているみなさまがいらっしゃいます。復興へと歩みはこれから長い道になることと思います。だからこそ、継続的に支援をしていきたいと、防災ガールではおもっています。

先日、たくさんの方々から私たちの想像を超える活動支援金を託していただき、今回第2弾の活動として熊本の支援に全国から選抜された防災ガール5名で向かいました。

当初、皆様から活動支援金を頂戴するにあたり、物資支援を計画しておりましたが、4月に活動した際、現地のニーズにあわせて都度調整した結果、すべてを物資支援にあてることは現地にとって最適ではないと考え、今回、残金をこのように活用をさせていただきましたこと、ご理解いただければとおもいます。
以下に活動レポートにまとめましたので、よろしければご覧ください。

 

たくさんの方に喜んでいただきました!

「炊き出し」感をなくし、防災ガールらしく「ジュース バー」として避難所を巡った今回。
ただのジュースを提供するのではなく、炭水化物に偏りがちな避難所での食事を考慮して、身体のことを気づかいビタミン等の栄養をとれるようなメニューを数種類用意しました。

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素材からこだわって作られたお茶の葉や新鮮な果物は、どれも丁寧な心づかいがこもっているもの。

生きていくことで精いっぱいになりがちな避難生活の中でも、
「自分の身体を労わる」というふだんなら当たり前のことを思い出してもらいたい――。
「ちょっぴり贅沢でトクベツな時間」をお届けしたい――。

そんな思いから、今回はこのようなコンセプトで、わたしたち防災ガールと顔の見える関係である農家さんやメーカーさんにご協力いただき、こだわりあるドリンクとアレルギーの方でも食べられる自然派お菓子の提供を実施することを決めました。

 

*食品のご協力いただいた方々*

・soulsoils (高知県ジンジャーチャイティー)
http://soulsoils.com/
・tabel (南九州のカキドオシとハトムギの薬草茶)
http://tab-el.com/
・Naorai inc (広島県三角島レモン)
http://naorai.co/
・Mealink group (マクロビクッキー・ごませんべい・米粉クッキー)
https://www.facebook.com/mealinkofficial/

 

5月末とはいえ、雨の影響もあり朝晩はまだ肌寒さを感じる日もあった熊本。昼夜の寒暖差にも対応し、その時の天候・気分や体調にあわせてドリンクをオーダーしてもらえるようにメニュー表や看板といった部分にも工夫をしました。

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もちろん、食中毒への対策にも気を配りながら、ひとりひとり丁寧に言葉を交わしてお好きなものを選んでいただけるように調理を進めていきました。

 

「冷え性だから身体が温まるのが助かるわ」というお声をいただいたり、
管理栄養士のスタッフの方から、
「いまは栄養が偏っているので、ビタミンが補給できるドリンクは本当に助かる」と仰っていただいたり…。
ご高齢の方から子どもたち、さらには現地に入って睡眠時間を削りながら支援活動をされているスタッフの皆さんにも、「スッキリして元気が出た」「カフェがあるの?すごい!」といった嬉しい声をたくさんいただくことができました。

「もうちょっと甘いのが飲みたい」いうお子さんには甘めに作ってお出ししたり、その場その場で臨機応変に対応をしながら皆さんと会話する空間は、まるで本当にどこかのジューススタンドのよう。

 

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「もう一杯飲みに来ちゃった」「全部試してみてもいい?」「ほらほらこれ、美味しかったからあなたも飲んでみて」等、口コミやリピートで来てくださる方も多く、時には行列を作っていただけるくらいの盛況っぷりとなりました。

たくさんのボランティアが生活空間に入ってくることで疲れている方も多かったことと思いますが、たくさんの方にこのようにお声掛けをいただき、笑顔を見せていただくことで、わたしたち自身も元気になる想いでした。

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熊本での活動内容とスケジュール

熊本への支援に向けて私たちは以下のような準備・スケジュールで伺いました。

5月28日

8:00  福岡空港到着、レンタカー借りる
11:00 食材の購入、試作品づくり、梱包
15:00  福岡市を出発
19:00  熊本市内の拠点に到着

5月29日

6:00 指定避難所となっている小学校で炊き出し準備開始
6:45 朝ご飯と同時に炊き出し開始
10:00 避難所内にいらっしゃる一人ひとりに声がけ
11:30 炊き出し終了
12:00 南阿蘇村での調査
17:00 拠点に到着、次の日の準備

5月30日

10:00 非指定避難所にて炊き出し準備開始
11:15 炊き出し開始
14:00 避難所内にいらっしゃる一人一人に声がけ
19:00 炊き出し終了
20:00 避難所にいる子どもたちと遊ぶ
22:00 拠点に帰る

5月31日

8:00 熊本県内の観光地などをめぐる
14:00 福岡のメンバー実家に戻り、撤収準備
16:00 レンタカー返却、解散

 

活動支援金をどう活用したか

活動支援金を私たちに託してくださった皆さま、食品の提供をいただいた皆さま、本当にありがとうございました。支援金という形だけでなく、投稿のシェアや募集の協力をしてくださった皆さまもありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。

今回、活動支援金は活動に付帯する消耗品や、現地で調達が必要な食品の購入費として主に利用させていただきました。ならびに活動に伴う交通費などは最も安全で最も安いものを購入し、現地の宿泊などは熊本市内のボランティアビレッジにて寝袋を各自持参のうえ宿泊いたしました。
以下が、今回の活動支援金の活用報告になります。

活用方法

①物資購入費  計41,947円

氷・牛乳等 41,947円

②炊き出しに必要な物品の購入費 計101,272円

消耗品(ナフキン、プラカップ、紙コップ、スポンジ、洗剤、
消毒用アルコール、ティッシュ、ゴミ袋等)28,282円
調理器具(保存瓶、まな板、包丁、コンロ、ガス等)57,186円
輸送代 15,804円

③活動するために必要な活動費 計182,242円

現地で活動するためのレンタカー・ガソリン代 57,206円
熊本までの旅費交通費5人分 110,380円
高速道路代 4,156円
ボランティアビレッジ宿泊費  10,500円
食費・お風呂代  各自で支払い 0円
主要駅前後の交通費 各自で支払い 0円
航空券最安値以上の金額 各自で支払い 0円

④総計 325,461円

活動支援金総額 1,399,000円

− 第1弾で活用させて頂いた支援金  629,187円
− 今回活用させて頂いた支援金  325,461円
——————————————————–

= 次回活用する支援金合計 444,352円

 

メンバーそれぞれが感じたこと

東京から現地入りしたメンバー①

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防災ガールが繋がってきたスタートアップとの連携もできたり、現地には行けないメンバーと準備を一緒にやったり、第1回があったから今回があるなともおもいました。

◎2週間後と1ヶ月後の避難所は全然違った
とにかくいろいろなところにほとんどルールなく物資や寝具が置かれている2週間後と比べて、1ヶ月後はそれぞれの移動などもあって避難所で暮らす人は10分の1くらいになっていました。情報も整理されはじめて、派遣された行政の方も役割が仕組み化されていたり、避難所内での毎日のスケジュールも整っていました。

ただ、「毎日を暮らす」ことはできたとしても、細かなところを見るとその毎日に疲れていたり、遊ぶ物がなかったり、休めきれていなかったり、今回の元気になるレモネードとか温かいほっこりする飲み物は大切だなと思いました。 本当はやろうとおもっていた避難所内の情報整理なども、今の時期はそこまで必要なくて、この場での1ヶ月で培ったマイルールを崩さない方がいいなと思いました。

◎これから
緊急的な支援よりも長い目でみたお手伝い(炊き出しも含め、生活再建にむけた準備など)が必要だとおもいました。これから少しでも時間がある人はボランティアとして行くことをおすすめします!

ただ、防災ガールという団体としての携わり方としては有志で行くことはあれど、これからの災害でおなじことを繰り返さない為にも、緊急時に向けて備える”防災”にちゃんと力を入れていきたいとおもいました。

◎とにかく足を運ぶ人が増えるように
今回、隙間の時間に、熊本の被災地域だけをまわるのではなく、熊本の観光地や名所などにも足を運びました。地域の方と災害・防災ではない話しをする機会が多くなったのはとても嬉しかったし、よかったと思いました! こうして旅行や温泉もいきつつ、現地のお手伝いもする。そんな助け合いの仕方のほうがかっこいいなとおもいました。

 

兵庫から現地入りしたメンバー①

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初めての熊本で、初めての震災後すぐの被災地訪問。阪神・淡路の発災時の記憶と、先月の東北で見てきたものと、あとはメディアに出るようなもののイメージしかなかったので、熊本はどうなんだろうと少し緊張しました。

すごくシリアスな感じなのかなと思っていたけれど、実際はそういう雰囲気ではなく、皆さん落ち着いて暮らしているような感じで、避難所の中もモノや情報が整理され工夫もみられるようになっていたのがまずは驚きでした。

しかし、行政の職員の方々やお母さん方にもやっぱり疲れは見えたなぁという印象。生きることはできていて、確実に前進はしているけれど、まだ暮らすことはできていないのかもしれない、これからは「暮らし」を作っていくための、大枠ではない細かな部分の安らぎや丁寧な支援があるといいのかもしれないと思いました。

◎とりとめのない会話をできる幸せ
飲み物を提供しながらお話した女性の方は、やっぱり避難所での生活だと炭水化物ばかりになってしまいがちで、ビタミン摂取やデトックス等の効果があるのはすごくうれしいと仰っていました。「わたし冷え性だから…」というような話を聞きつつ、生きる・死ぬに比べれば些細なこういう話が出来ることって大事なんだろうなと。女子同士でよくある何の生産性も無い会話をできる幸せ、安心みたいなものってきっと大事なんだろうなぁと思ったし、自然とそういう場になってよかったなと思いました。

◎無邪気な子どもたち
子どもたちが天使。たくさん遊んでほしがるし、多分甘えたいんだろうなぁ…。おもちゃを自慢してきたり教えてくれたり、一緒に遊ぶ光景が可愛かったです。二日目の場所ではたくさん子ども達がいて、時々お手伝いさせてあげていたりもするのがすごく良いなぁと思いました。憧れの職業が「消防士」って子がいたり、やっぱりあの子たちにとってのヒーローなんだなぁと…。

◎これから
支援の形は本当にひとつではなくて、フェーズによってそれぞれができることをやるという形でまわっていくといいなと肌で感じた。わたしは普段インドア派で体力も無く、こうして支援へ行くのも初めてだったので不安だったし迷惑をかけないか心配だったけれど、たくさんの方が活動支援金を送ってくださったことも含め仲間と一緒に行くということでチャレンジすることができたなと思いました。

女の子でもできる支援は必ずあるので、もし可能であれば何ができるか考えて動いてほしいです。ただ、現地の情報集めや準備は結構大変だったなという印象があります。個人で行く場合もボランティアビレッジや事務局の方と連絡を取るなどして、「今何が必要なのか」「何ができそうか」を考えつつ向かうといいのかなと思います。

熊本は自然が本当に綺麗だし、果物も野菜も美味しい。季節の味をたくさん味わって、お風呂にも入って、絶景も見て、熊本のいいところをたくさん知れて好きになった。ボランティアの人たちもただボランティアに行くだけじゃなく、その土地の良いところをたくさん味わって好きになって帰ってもらえたらうれしいです。

 

大阪から現地入りしたメンバー①

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どこで何をするとしても楽しんでする事が1番大事だなぁと思いました。
炊き出しで印象深かったのは被災された方はもちろん手伝いに来てる人達ともコミュニケーションをとって笑いながら楽しんで出来たことです。

◎笑顔の輪
自分が楽しそうにしてればそれが伝染してもっと楽しい輪が広がるし、自ら話しかければ相手も話しかけてくれるようになる。そうやって、もっと笑顔が増えていくべきだと思います。

壊れた建物、道路の修繕などまだまだやらないといけないことだらけだけど、いち個人としては旅行をして、素敵なところを発見してオススメしたり、産地の美味しい物食べたり、楽しんでお金を使っていくことも支援に繋がると思いました。

真心をもって笑ってコミュニケーションとれば良くなる! 兎にも角にも関わってくれた方々ありがとうございました!

 

大阪から現地入りしたメンバー②

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◎自分の目で見るということ
東日本大震災の際も、2年ほど経ってから現地に行ったことがありますが、震災直後の現場を直接自分の目を通して見ることは初めてだったので、想像以上に建物が崩れていて、1階部分の柱が折れ2階部分がのしかかっている光景は特に印象的でした。

また神社の鳥居が折れてたり、本殿も柱が折れて原型を留めていないにもかかわらず、神様に供え物をしている光景には少し安心をした。やはり媒体を通して見るよりも、自分自身が現地に行き、直で見ることは、感じる量や幅も違うなと改めて思いました。

◎避難所のようす
少しずつ復興に向け、再建は進んでいますが、今回の活動の中で見た益城町や南阿蘇村の崩壊した多くの建物は、まだまだ修繕や建て直しといった段階には至っていないように見えました。また、時間帯や利用内容は違えど、まだ多くの方が避難所を必要としていることも印象的で、いつになれば震災以前の生活に戻れるのかが心配です。

現在、物資の量は安定し避難所生活にも慣れはじめたようにみえました。うまく仲間を作っている人もいれば、孤立してるのかな?と思われる人もいて、今後はモノよりも心のサポートがかなり重要になってくるのかなと思えました。

避難所には、物資は十分に足りている印象を受けました。ですが、栄養士の方が仰っていたように、どうしても保存が効く飲料や食料の摂取が多くなってしまい栄養が偏りがちになるそうです。これから暑い夏にもなるので、物資の量よりも質の向上が必要な段階に入っているのかなと思いました。

今回、熊本でボランティア活動に参加させていただき、活動中や活動外での熊本の方との交流できたことはとても良い経験になりました。同時に熊本の大自然(温泉や、森林、星空)にも触れ、美味しい名産物を食べるなど素晴らしい思い出もでき、熊本が日本の中でも特に思い出が詰まった大事な場所になりました。これもまた、皆様のご協力のお陰だと思っております。ご支援の程、誠にありがとうございました。

 

私たちが今後熊本・大分にどう関わろうと思っているか

震度7の地震が2回起きるという想定外の災害だった今回。
災害を減らすことはできないけれど、私たちや私たちの周りも未来の被災者となる確率が高いという意識をもって、少しでも被害を減らすこと。

今だからこそ私たちがやるべきことを丁寧に、引き続き責任持ってやっていこうと思います。

ぜひこのレポートをご覧下さっているみなさまも、ご一緒出来れば幸いです。引き続き何卒宜しくお願い致します。

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