防災ガール第三弾熊本支援レポート (7/27-7/29)

こんにちは。防災ガールにレンタル移籍中の千田(PR TIMES)と申します。

現在、「#beORANGE」プロジェクトを推進中ですが、
熊本は地元なので今回特別に参加させて頂き、防災ガールメンバー計6名で、7月27日から29日まで、第三弾となる熊本支援に行ってきました。

3日間の概要をレポートさせて頂きます。

7月27日(水)

地震から3ヶ月以上が経ち、報道が徐々に減りつつある熊本の実状を把握すべく、空港から益城町へ。

住宅の復旧は、私たちの想像以上には進んでいませんでした。
いまだ倒壊した瓦礫やブルーシートで覆われた屋根が並び、避難所の駐車場は、車中泊の場所取りで埋まり、完全復旧はまだまだ遠く、継続した支援の必要性を実感しました。

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(写真:益城町の住宅)

 

一方で、6月にオープンした益城復興市場・屋台村や、仮設市場は徐々に活気を取り戻しつつあり、各出店ブースやショップから支援者と地域住民の団結心を垣間見ることができました。

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(写真:益城復興市場・屋台村に寄せられたメッセージ)

 

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(写真:地元局の取材を受ける住民の方)

 

その後、熊本市街地をまわり、南阿蘇村へ移動。

土砂崩れで崩壊した阿蘇大橋は先日、揺れに強いコンクリート橋としての再建が正式に決まりましたが、建設場所はここではなく、約600メートル下流。
アーチが印象的で、阿蘇山の火口や草千里への通り道として、わたしも幼い頃から何度も行き来していた阿蘇大橋はもうありません。

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(写真:阿蘇大橋入り口)

 

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(写真:横から)

 

阿蘇大橋近くの住宅街の復旧も、まだまだ。
業者の方がひとつひとつ瓦礫を撤去されていました。

 

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一方で未来へ向けて、「学生たちが帰ってきたときのために」と東海大学阿蘇キャンパスの前で震災前に学生さんが育てていたというサルビアを植え替えている方にお話を聞くこともできました。

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(写真:お話聞いているところ)

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(写真:サルビアの植え替え)

 

南阿蘇近くの阿蘇ファームランドも、今月1日、やっと営業を一部開始されましたが、
この時点では休業中でまだどこも入れませんでした。
現地の方によると、この他、映画館や商業施設など、まだ復旧に至っていないところも多々あるそうで、(現地の方でさえ)営業状況は都度調べないとわからない、と仰っていました。

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(写真:阿蘇ファームランドのメインゲート)

 

また、阿蘇では「通行止め」の多さも目立ちました。

7月現在、以下6箇所が通行止めとなっており、何度もUターン・迂回を繰り返すことに。
カーナビもこうした状況に対応しておらず、現地の方々に聞く、ネットで調べる以外にルートを見つける手段がなかったことも、震災後初めて熊本を訪れた身としては驚きでした。

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(写真:阿蘇地域の通行止めエリア)
出典:http://blog.goo.ne.jp/polannofue/e/23d18a04c5cce105a2a48d9a1244cf65

 

そして益城〜阿蘇地域の視察を終え、阿蘇にあるお宿「蘇山郷(そざんきょう)」へ。

「蘇山郷」は、度重なる自然災害に見舞われてもなお存続に力を注ぎ、7月16日に営業を再開したばかりの旅館です。

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(写真:蘇山郷の玄関)

震災当時の状況〜復旧に向けてのお話など、蘇山郷館主・永田祐介さんにインタビューをおこないました。

▼記事はこちらよりご覧頂けます。

【熊本のいま vol.1】災害の度によみがえる宿〜 “蘇山郷”館主永田祐介氏インタビュー~

美味しいお料理や阿蘇山の恵みでもある温泉をいただいて、翌日に阿蘇神社で開催される御田祭(おんだまつり)に向けての打ち合わせを終え、同館に宿泊させて頂きました。

 

7月28日(木)

御田祭(おんだまつり)とは、紀元前から続く豊作を願う神事で、阿蘇神社で最大規模の神事です。

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(写真:阿蘇神社の拝殿)

 

今回の甚大な被害を受け、祭りの存続が途絶えるのではと危惧されていましたが、災害からの復旧復興において重要な意味を持つお祭りとして、阿蘇神社の方はもちろん、地元の方々の熱き想い・支援のもと開催に至ったそうです。

▼御田祭の実施レポートはこちらよりご覧頂けます。

【熊本のいま vol.2】自然の恵みへの感謝、日本の原風景がここに~御田祭~

 

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(写真:神輿に苗を投げる参加者)

 

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(写真:苗の乗った神輿。多いほどその年は豊作になると言い伝えられています。)

 

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(写真:神社周辺を練り歩く白装束の宇奈利[うなり])

 

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(写真:神社周辺を練り歩く白装束の宇奈利[うなり])

 

当日の模様をまとめた動画はこちら。

 

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(写真:BGMは田歌(たうた)の詞。田歌=田植えの仕事歌のこと。)

 

また、御田祭開催までの経緯や阿蘇神社のこれからについて、
阿蘇神社の権禰宜(ごんねぎ)内村 泰彰さんにお話を伺いました。

▼記事はこちらよりご覧頂けます。

【熊本のいま vol.3】神に祈りを自然の恵みに感謝を〜 阿蘇神社権禰宜 内村 泰彰氏インタビュー~

祭りの後片付けを終え、
支援者の方々や住民の方や「蘇山郷」館主・永田祐介さんとともに、阿蘇地域の今後について話し合い、これから求められ、私たちができる支援の形を深く考えさせて頂いた一日となりました。

 

7月29日(金)

第三弾となる今回は、第一弾第二弾の支援とは異なり、熊本の現状をおつたえする後方支援としての来熊となります。

最終日の午前は、蘇山郷にて取材記事と動画を作成し、蘇山郷を出発。

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午後、阿蘇くまもと空港へ向かう道中、ライフラインが途絶え、営業が困難になった代わりに、住民にテントや寝袋、マットなどの貸し出しをおこなった「モンベル」のある道の駅「あそ望の郷(あそぼうのさと)くぎの」と、

名水百選の一つ「白川水源」に立ち寄りました。

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(写真:広大な緑が広がる「あそ望の郷」。当時は車中泊による二次災害を避けようと、テント暮らしをする人で一杯だった。)

 

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(写真:白川水源の透き通った水。)

 

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(写真:白川水源。ライターのヨッピーさんも東京から取材に来熊。)

 

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■熊本での活動内容とスケジュール

熊本への支援に向けて私たちは以下のような準備・スケジュールで伺いました。

7月27日

9:00  阿蘇くまもと空港到着、レンタカー借りる
11:00 益城町の復旧状況を視察、熊本市街地へ
12:00  阿蘇大橋・南阿蘇村の復旧状況を視察
16:00  拠点宿「蘇山郷」に到着、次の日の準備

 

7月28日

10:00 阿蘇神社に到着
11:30 御田祭の練り歩き・取材開始
15:00 御田祭終了・片付け
16:00 阿蘇神社・内村泰彰さんインタビュー
18:00 夕食/参加者・住民の方々へのヒアリング

 

7月29日

10:00 蘇山郷館主・永田祐介さんインタビュー・取材記事制作
13:00 あそ望の郷 くぎの 到着
15:00 白川水源 到着
17:00 レンタカー返却、解散

■活用させていただいた活動支援金

①交通費:223,693円
②宿泊費(ふっこう割使用):54,000円
③備品購入費:1,296円

※今回は「ふっこう割」を活用させていただき、熊本県阿蘇にある被災された宿”蘇山郷”に宿泊させていただきました。

 

震災前、「熊本で地震はない」と、私含め多くの県民がそう思い込んでいました。あの日私は東京にいて、無残な実状が報じられる中、できることの少なさに不甲斐ない思いで一杯でしたが、それでも親や友人の無事はもちろん、支援者の方々の共助・公助の力の大きさに多大なる有難みを感じました。

 

今後も防災ガールともども、被災者の方々が苦難を乗り越え、目の前にある日常を大切に生きられるよう、活動を続けていきたいと思います。
このような機会を頂いた支援者の方々、インタビューのご協力を頂きました皆様、阿蘇をご案内頂いた中島昌彦さんにこの場をお借りして改めて感謝申し上げます。
今回聞かせていただいたお話や現地のニーズに寄り添えるよう、活動支援金の残額を使った次の支援についてもさっそく計画を始めています。引き続き活動を見守っていただけますと幸いです。

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