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【熊本のいま vol.4】9月視察レポート

こんにちは。防災ガールのりえこです!

第4回熊本支援として熊本を訪れた9月16日は、ちょうど阿蘇山に通ずる登山道のうちのひとつ「県道阿蘇吉田線」(東登山道)が復旧・通行止め解除された日でした!

 

今回の熊本支援での目的の一つである現地熊本の視察として、この道を通って阿蘇山へ向かってみることにしました。また、南阿蘇村、益城町にも視察として訪れましたので、この視察での様子をまとめてお届けします。

 

1.阿蘇吉田線と阿蘇山

この日、熊本空港に到着したわたしたちは、空港からやまびこ号というバスで阿蘇へ向かった後、阿蘇駅、道の駅阿蘇に立ち寄り、少し休憩してから車で県道阿蘇吉田線を経由して阿蘇山へ行ってきました!

 

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バスの車窓からの眺めが最高に綺麗です…!

 

いまも阿蘇大橋やその他の道路が閉鎖されていて、迂回路はミルクロードと呼ばれる山道のみ。当然混雑していて、バスもダイヤより30分ほど遅れたり、また帰りのバスには十分余裕をもって乗ってください!とバスの運転手さんが再三アナウンスをされていました。

(熊本滞在中、わたしたちは毎日この道を通ることになるのですが、トラックや大型車両、一般の車など交通量は多く、また山道であるのもあっていつも混雑していました)

 

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たどりついた阿蘇駅、レトロな雰囲気の列車にわくわく。

綺麗な緑や青空もあいまって、ついつい列車に乗って遠くまで遊びに行ってみたくなりますね。

駅の構内アナウンスで歌謡曲が堂々と流れていたのもかなりの衝撃でした。(しかも駅員さんのアナウンスが絶妙なタイミングで入るんです…笑)

 

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阿蘇駅に隣接する道の駅では、震災が起きてからの阿蘇や復興に向けての活動の様子がパネルになって展示されていました。

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パネルを見たり観光案内所にこの辺りの様子をうかがったりもしつつ、休憩がてらガイアの夜明けにも取り上げられていた阿部牧場の「ASO MILK」をゲット。牛乳とのむヨーグルト、それぞれを味わいました。

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牛乳ものむヨーグルトも、まるで生クリームのようなコクがあってとても美味しかったです!

道の駅では、ほかにも馬肉や乳製品、いきなり団子や地元でつくられたパンなど、阿蘇でつくられた美味しいものがたくさん売られていました!

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道の駅でゆっくり休んだあとは、さっそく阿蘇吉田線を使って阿蘇山へ。

 

火山の特徴でもある赤土の山肌や、不意にあらわれる牛や馬。ふだん東京では絶対に見られない景色のなかのドライブはあっという間に過ぎていきます。

道路には、ひび割れやその修復の跡も見られ、震災によってこの道も被害を受けていたということがよくわかります。

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それでも、登山道をのぼりながら見下ろす景色、阿蘇山の様子はとてもきれいでした!
(この日は午後になって少し曇ってしまったところだけ少し残念…)

 

その他に、大きく被害を受けた草千里展望台付近など一部区間は片側通行になっていて、その区間にはまだ復旧されていない大きな被害の跡も見られました。

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そのロープの中ではまだ復旧作業を続けられている姿もあり、元々は登山道の復旧にもっと時間がかかると見込まれていたことからも、この「9月中旬」というタイミングで開通されたのは少しでも早く通行できるようにと多くの方が尽力された結果なんだろうなとひしひしと感じました。

 

広大な景色を眺めつつドライブすること約30分、阿蘇山ロープウェー駅前の駐車場に到着!

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ロープウェー乗り場の近くにある神社も、瓦が落ちて崩れ、被害を受けたことを物語っています。

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わたしたちは開通された当日(9月16日)の14時頃に訪れましたが、登山道にもロープウェイ駅近くの駐車場にも観光客の方の姿が見られました。バイクで来られている方もいて、熊本の美しい景色の中のツーリングは気持ちいいだろうなぁと少し羨ましかったです。

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この日、ロープウェー自体は火山の噴火警戒レベル2ということで運休中。噴火警戒が解かれ灰が片付けば、また元通りに運行されるそうです。

この阿蘇ロープウェー駅の土産店の方とも少しお話をして、地震発生当時のことや現在のことについてうかがうことができました。

このお店では、一度目の地震では大きな被害はなかったものの二回目の大きな揺れでお店の中のものが落ちたり割れたりといった被害があったようです。ビン類は殆ど割れてしまったと聞きました。

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この日は阿蘇吉田線が開通したということで、朝から取材や観光客の方がお店にもたくさんきていたようです。

外国人の観光客の方も多く来ていたようで、実際に私たちがここを訪れていた間にも外国の方が何組か訪れている様子が見られました。

ロープウェーが火山規制のために運休となっていたり、土産店のなかでも水質検査が終わっていないために飲食物の提供ができなかったりと、まだ完全な復旧とはいえない部分もあるようですが、「家の中にいるよりも、仕事をしたり、動いているほうが元気になる」ともお話しされていたのが印象的でした。

 

一方で、この日はオープニングということもあってある程度観光客などの人の姿が見られるけれど、その後どうなるか…ということについては少し不安もあるようでした。

まだ復旧しているのは部分的であり、すぐに今まで通りにはならないのかもしれませんが、徐々に観光地としても以前のような活気を取り戻す場所になる。今回の登山道の開通がそのためのひとつの前進になっているのではないかなと感じました。

 

 

2.阿蘇大橋と南阿蘇村

その後、視察の二か所目として崩落してしまった阿蘇大橋とその近くの南阿蘇村の現状を見て回りました。

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(大雨の中、現在の阿蘇大橋付近の様子)

 

阿蘇大橋の近くを見て回ると、震災後の壊れた建物の多くがそのまま残されている様子や、まちに人影があまりないような様子が多くみられました。わたしは今回が初めての熊本訪問だったのですが、何度もこの周辺の地域を訪れているメンバーからは「これでも一部の建物があった場所は片付けられていて、風景が変わっている」との感想もありました。

 

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今回の視察で、阿蘇大橋周辺の地域を見ている中で、阿蘇大橋によってアクセスが悪くなっている分、地域全体の復興へ向かう様子もいくらか遅くなっているのかもしれないと感じました。

特に阿蘇大橋は阿蘇方面に行くのにとても重要な場所だったと言われている場所でもあり、地域の復興のためにも、少しでも早く復旧してほしいと思いました。

 

3.益城町

今回の熊本訪問のうちの2日間、わたしたちがボランティアに参加したのはいずれも益城町の周辺でした。ボランティアをする場所へ向かう途中、町中の細い道にも入って案内してもらい、益城町の今の様子を見ることができました。

 

益城町でも、南阿蘇村と同じようにまだ壊れた建物が多く残されていて、片付けられていない様子が多くみられました。

しかし、やはりその一方で、一部は確実に片付けが進んでいたり、実際に片付けが進められている場所も見られ、、数か月前からは様子が少しずつ変わり、復興へ向かっているといった様子もありました。

 

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震災から5か月経った熊本を見て

被害が局所的といわれている熊本地震で、地震が起きてからおよそ5か月が経ったあとの視察でしたが、やはり被害の様子と、そこからの変化の様子にも地域ごとに違いがあるように感じました。

それと同時に、それでも少しずつ、それぞれの地域・場所ごとに変化し前へ進んでいることも確かにわかりました。

9月15日には熊本市内の最後の避難所が閉鎖されたり、益城町の最後の避難所として残っていた益城町総合体育館も10月末に閉鎖されることが決まったりといった状況からも、少しずつ被災された方の生活も復興に向けた次の段階へ向かいつつあるのではないかと感じました。

 

阿蘇山への登山道が開通したことが象徴するように、これからはただの災害支援だけでなく、遠のいた熊本への観光の足が戻っていくこともきっと必要になるだろう、そしてまた熊本にとっての有名な観光スポットである阿蘇山に行けるようになることで、観光の足も戻っていけばいいな、と思います。

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もちろんまだ被害の見られる場所がたくさん残っていることも事実ですが、それだけでなく、熊本で見られる美しい景色にもたくさん出会うことができました。

 

みなさんもぜひ、観光地としての熊本にも注目してみてくださいね。

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