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#beORANGE オレンジフラッグ in 宮崎

海とともに生きる未来をつくるため、日本の沿岸部にオレンジ色のフラッグを掲げていく本プロジェクト #beORANGE 。今年度は日本財団と一緒に高知・静岡・愛知の三県で実施を進めていますが、すでに海の防災として独自にオレンジ色のフラッグを活用している地域・団体があります。

そんな、一足先にbe ORANGEを実現されている先輩方に、先進事例としてオレンジフラッグの活用方法を伺いました!

今回おはなしを聞いたのは…

 

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宮崎市青島ビーチセンター
 渚の交番 所長
 藤田 和人(ふじた かずと)さん

 

田中:藤田さんは、宮崎の青島でのビーチカルチャーの創出に15年間携わられていて、ライフセービングをはじめとして渚の交番、青島ビーチパーク、そしてその一環で今回インタビューさせていただいた「オレンジフラッグ」を活用されているんですよね!

藤田:はい、そうなんです。想定されている津波災害に対して、このように事前に備えておくことは災害時に適切な行動を行う上でとても重要だと思っています!

 

――藤田さんがオレンジフラッグを活用されるようになったきっかけを教えてください。

鎌倉マリンスポーツ連盟(以下:KMSF)によりオレンジフラッグの活用が発案された際、自分も鎌倉にて活動していた繋がりもあり、全国の中でも早い段階で導入しました。当時、渚の交番プロジェクトメンバーでもあったKMSFに賛同する形で、宮崎市青島・静岡県御前崎市・千葉県いすみ市などへ広がりました。

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――青島ではオレンジフラッグをどのように使用されているんでしょうか。

地震が発生し、津波注意報が発令された場合、渚の交番の2階ベランダよりオレンジフラッグをたらします。沖合いにてマリンスポーツをされている方(ウインドサーフィンなど)がいる場合は、フラッグと共に更に発煙筒も使用します。

ただ、想定を超える大津波が来る場合には、マニュアルやハザードマップに過度な依存はせずに、状況に応じて臨機応変に判断することも大切。その時は、海浜利用客を誘導しつつ、 自らが率先避難者となって、安全な高台へ避難することを促しています。

 

他にも、場内から宮崎・青島パームビーチホテル前に4つの看板を設置しています。

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普段から目にしてもらうことで緊急時にも意識させることや、避難誘導する際に活用します。

 

――オレンジフラッグを活用するためのルールはありますか?

渚の交番では、以下のようなマニュアルをつくっています。

■津波に対するライフセーバーの基本原則 日常的に予防策を講じ、率先避難者となる

ライフセーバーは、津波に対して日常的に十分な予防対策(減災対策)を講じるとともに、津波警報時 は避難の模範者となる。

■津波に対するライフセーバーの行動   

1.自らの命を守る
ライフセーバーが、自ら予防対策を実施する。

2.海岸利用者と自らの命を守る
行政機関等とライフセーバーが協働して予防対策を実施する。

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具体的な対応策としては、

【事前策】
青島海水浴場においては、管理棟内に設置しているテレビにてNHK放送が受信可能であり、これを中心とした状況把握を行う。また、ラジオ等にて常時情報把握に務める。

【地震発生時】
・海水浴場管理運営業務受託者は揺れを感じた際、あるいは津波襲来の恐れがあると察知した場合には、速やかに、前述のテレビやラジオ、その他情報入手可能なあらゆる方法を用い情報収集に努めるとともに、場内放送・オレンジフラッグ・発煙筒にてその内容を場内の利用者等に周知する。

・津波警報はもとより、注意報発令時であっても、速やかに利用者を海水から陸上へ移動させる。

・陸上へ移動した利用者へは場内放送等を用い、まずは最寄の避難所へ移動するよう指示、誘導する。

・津波到達予定時間に応じ、利用者を帰宅させるか、一次避難させるかを市観光課と協議し決定する。(緊 急時を除く)

このように決めています。

 

――実際に取り入れるようになってよかったこと、大変だったことはありますか?

そうですね、東日本大震災の時、自分たちは海でライフセービング講習中でした。幸いインターネットやTVで情報を入手できたので、迅速に中止し避難対応ができましたが、沖合いにウインドサーフィンやサーファーがいたのですが伝える手段がなく、ジェットスキーを出動させるかどうかを悩みました。結果としても、沖合にいる方々に向けて地震の情報を伝え、ジェットスキーなどを出動されている方はいませんでした。
情報の伝達手段は複数あったほうが良いので、オレンジフラッグの設置は、震災後の迅速な対応としても地域住民、マリンスポーツ愛好家へ喜ばれました。
大変なことは、時間が経つにつれて、重要性が風化すること。また実際に地震発生した際に、最終的には誰が責任をもって垂らすまたは掲揚するのか、海に近づかないといけない分、解決できていない課題もあります。

 

 

事例)一般社団法人ビーチクラブ全国ネットワーク 熱海ビーチクラブ

フラッグ形状:横 3m×縦 4m / 横断幕式
フラッグ本数: 1本
管理者:宮崎市青島ビーチセンター「渚の交番」
訓練頻度:年に2回
設置場所:宮崎県宮崎市青島2丁目233番地

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