「ひとり暮らしでも家具転倒対策は必要なんでしょうか?」プロに初歩から教えてもらった

〜ある日の防災ガールオフィス〜

 

 

美咲「愛美ちゃん、ひとり暮らしだったよね?」

愛美「はい、そうですよ!」

 

美咲「ねえ、ちゃんと家具転倒の対策…してる?」

愛美(美咲さん、ブ●ゾンちえみの真似最近よくするなあ)
   いや…我が家は、背が高い家具もないし必要ないかなと思って、特に対策はしてないですね…」

美咲「あーダメダメ。そんなのダメだよ!ちゃんと対策しなきゃ!」

愛美「え、あ、はい…(めんどくさいなあ)」  

 

 

美咲「そんな愛美ちゃんにぴったりの、会わせたい人がいるの」

愛美「え、もしかして…」

 

 

美咲「いつものごとく、もう連れてきてるから。」

愛美「はやっ、今ですか?え、もう?(スピード感すさまじ…)」

 

 

愛美「(だ、だれだろう・・・)」

 

 

 

美咲「じゃじゃーん!」

愛美「こ、この人は?」

 

美咲「東京消防庁 防災部 震災対策課の栗田さんよ!」

愛美「(い、いきなり東京消防庁の方がなぜここに)」

栗田「愛美さんこんにちはー!」

愛美「こ、こんにちは…」

 

美咲「ちょっと、私は別のミーティングがあるから後からまた参加するね!栗田さん、ぜひ一人暮らし女子の愛美ちゃんに“カ・グ・テ・ン”の話してあげてください!では!」

愛美「(カグテン・・・?え、そしてもういなくなるの?美咲さーん!)」

 

栗田「わかりましたー!愛美さん、よろしくお願いします!」

愛美「は、はい…」

 

 

実はやばい!家具転倒には危険がいっぱい!

 

栗田「愛美さん、実は近年発生した地震でけがをした原因を調べると、約30〜50%の人が家具類の転倒・落下・移動によるものだったんです。」

愛美「(いきなり本題…!)ええ、そんなに!」

 

 POINT:地震の際の影の原因30~50%が家具の点灯落下 

 

栗田「しかも、家具がストーブなどに転倒・落下・移動して出火するなど二次的な被害を引き起こすこともあるんです。」

愛美「いやでもストーブないし…」

栗田「なかには転倒した家具によって偶然コンロがついてしまい、そこから火災が起きたこともあるんです」

愛美「そ、それはこわいかも…!」

 

 

愛美「いや、でも家具転倒防止って突っ張り棒とかが必要なんですよね?
正直高そうだし、ひとり暮らしはいろいろ出費も多いし、ちょっとハードル高いなあ…」

 

 

愛美「ちょっとまって、家具の転倒防止したくても月の支出を考えたら、買うモチベーション全然湧かない。。。それにいろいろやること多くて大変そうだなあ…うわあああああああ」

 

 

 

0円からできる家具転倒対策もあるってほんと?

栗田「愛美さん、安心してください!家具転倒対策といっても0円から、少ない労力でできるんですよ」

愛美「え!そうなんですか!」

 

栗田「家具や物をできる限り置かないようにすることで、転倒したり落下するものを減らすという考え方もあるんです」

愛美「1Kだと居住を分けるのは難しいけど、いま流行りのミニマリストの暮らしのようにできるだけモノを減らすことならできそう!」

 

 POINT:生活空間に家具を置かないようにする(居住分離収納)  

 

栗田「そして寝る場所やよく座る場所には、なるべく家具を置かないようにしましょう。
家具を置く場合でも、自分のほうに倒れてこないよう家具の置き方を工夫するだけでも効果的です。」

 

愛美「それなら頑張れば出来そう!」

 

 POINT:家具類のレイアウトを工夫する 

 

栗田「そして家具の転倒・落下・移動防止対策の基本はやはりネジによる固定です。直接ネジ固定する方法が最も効果が高いんです。」

愛美「でも賃貸なのでネジはちょっと…」

栗田「そういった場合は、100円ショップやホームセンターでも売られているストッパー式・マット式・ポール式の器具がおすすめです。

実は、単体だけの使用だとネジ固定に比べ、効果はかなり低いんです。

しかし
マット式+ポール式、
ストッパー式+ポール式
といったように組み合わせることによって、効果が高くなります。」

 

愛美「なるほど!組み合わせることで効果を高くすることができるんですね!しかも調べてみたら、無印良品やニトリで若干スタイリッシュなポール式(突っ張り棒)もあるみたい!」

   無印良品ネットストア
   https://www.muji.net/store/campaign/detail/C11081901#snSection7

 

 POINT:器具での対策はベッドまわりやよく過ごしているところから  

 

栗田「家具は転倒だけじゃなく、落下や移動にも注意が必要です。

例えば、ひとり暮らしに多い1Kだと玄関近くに冷蔵庫があることが多いですが、揺れで冷蔵庫が移動してしまって避難ができなくなってしまうことも考えられます。

また冷蔵庫の上に電子レンジを置いている方も多いと思いますが、このレンジもまた落下して避難口を塞いでしまうことも。

そして盲点になりがちなのがスチールラックなどのキャスター付き家具。一番上にモノを置きがちで重心が高くなっているため転倒がしやすいんです。」

愛美「たしかに炊飯器やらケトルやら置いてます…!しかもそこそこ背が高いし玄関近くにあるし、よく考えたら危ないかも。ちゃんと対策しなきゃ!」

 

 

 POINT:冷蔵庫・レンジ・キャスター付き家具!1Kキッチンには危険がいっぱい! 

 

 

美咲「愛美ちゃーん、家具転倒対策ってかなり重要だし、意外と受け入れやすいことがわかったかな?」

愛美「おおお、美咲さん!いや〜めっちゃ勉強になりました!」

 

美咲「まとめると、家具の転倒防止、略して”カグテン”のポイントはこれよ!」

愛美「(カグテンって略さなくていいのに・・・)」

 

 ■POINT 

・生活空間に家具を置かないようにする(居住分離収納)

・家具類のレイアウトを工夫する

・器具での対策はベッドまわりやよく過ごしているところから

・冷蔵庫・レンジ・キャスター付き家具!1Kキッチンには危険がいっぱい!

 

美咲「無理して防災しても続かないんだから、できることからやればいいのよ!続けることが大事!」

愛美「一人暮らし×賃貸住まい×お金をかけないというトリプルコンボでもできることがわかってよかったです!ありがとうございます!」

栗田「そう行ってもらえて私たちも嬉しいです。東京都だけでなく全国的に必要なことだと思っているのでぜひやってみてくださいね!」

愛美「はい!わかりましたー!!」

 

〜めでたしめでたし〜

 

 

参考資料
家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック(東京消防庁)
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-bousaika/kaguten/handbook/all.pdf

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