(9/16) 不安なリーダー、立ちすくむ組織@大阪

「なりたくてなった訳じゃない」

リーダーは必ずしもチームを引っ張る存在とは限らない。そもそもリーダー像に正解なんてあるのでしょうか?

現役リーダーも、リーダーと共に活動する右腕的存在も、そうでない方も、何かを成し遂げる上でチームを作ることはとても大事。チームを率いるリーダーも大事。理想のリーダー像を考えることも大事。

でも、ちょっとまって!

「リーダーはこうあるべき!」と、あまりにもリーダーに求めすぎていないでしょうか?
それでも、理想を描きひたすら現実と対峙している孤独な存在、それがリーダーでもあります。

右肩上がりの成長もない。こうやれば正解!もない。
そんな不確実な時代のリーダー像について、防災ガール代表田中を含む、関西で活動する現役リーダー3人が話題提供者として話しました。

当日の模様は素敵な写真とともに、最高ファシリテーターとともに話しさせていただきました。台風が迫る中お越しいただいた方の特権としてのすごくリアルで文字には起こせないような内容は心に留めていただきつつ…一部抜粋して紹介します!

全く異なるリーダーの3人

この日登壇したのは左から一般社団法人防災ガール代表理事の田中美咲と、イベントオーガナイザーの池嶋 亮さん、そして特定非営利活動法人Crèche代表理事の井上 泰孝さん、今回の話題提供者はこの3人です。

■池嶋 亮
イベントオーガナイザー
1988年大阪生まれ。サラリーマンながら、チャンバラ合戦-戦IKUSA-という
新しい遊びのイベントを日本全国で展開するNPO法人ゼロワンの関西代表を務め、
遊びの可能性を追求している。TEDxKobe2015出演。
https://tyanbara.org/
■井上 泰孝
特定非営利活動法人Crèche代表理事
大学在学中の2012年10月よりNPO法人Teach For Japanの学習支援事業に参画。
2016年10月に特定非営利活動法人Crècheを設立し、「子どもたちをみんなで育む社会」
をつくることを目指し、地域で子どもたちが学ぶ「まなびば」を運営している。
http://creche.or.jp/
【ファシリテーター】
■真本大生
「志」プロデューサー
同志社、新島襄との出会いを起点に、様々な機会をいただく中で志の重要性に気づく。
新卒でリクルートキャリアに入社。その後、意志ある人に機会が生み出される社会を目指し、
「志」をテーマとした活動を展開。座右の銘は、「志姿勢正して前のめり」

 

「なりたくてなったわけじゃない」という共通項から、実は旧来型のリーダー像とは違うリーダーシップをとっているリーダーなんじゃないかと3人とファシリテーターを務めた真本さんで話す中で立ち上がったこのイベント。

話せば話すほど、共通項なんてあるのかなと思うほど、それぞれが驚くほど異なる“リーダーとしてのあり方”をしており、さらにはそれぞれのリーダーのもとに人が集まりチームとなり、各団体がそれで事業がまわっている。イベントではこの3人がどんな課題をもち、どんな風にチームを集め、団体を運営しているのか赤裸々に話しました。

 

自分で思考し決断できる人が集まる防災ガール

防災ガール代表の田中は過去4年間の活動の中で事業の展開や団体のフェーズが変わるごとにメンバーが変わっていき、その時に出せる最大公約数の力をそのチームで発揮している。

田中:私のやりたいことに”付いてくる人”と一緒にやりたいわけではないんです。自分自身でVISIONをもっていたりやりたいことがある人で、今まさに一緒にやったほうがお互いが加速したり強みを生かし会えるから一緒にいる。漫画でいうワンピースのような、そんなチームになるようにしています。

うちの団体には上下関係がないからこそいい意味でも悪い意味でも指示を出す人も存在しないし、出さない。だからこそ自分で決断し思考し続けなければならないという状況にしています。いつまでも「何がしたいの?」「どうしたいの?」とお互いを問い続けて進めています。

代表田中も迷いながら進んでいることや助けて欲しいことはメンバーに伝え、メンバーも嫌なことは嫌と伝える。失敗してもいいからとにかく「自分で考えた」ということを重要視するスタイルをとっている。

リーダーというよりもオーナーになってほしい

イベントオーガナイザーであり、チャンバラ合戦-IKUSA-の関西代表として活躍する池嶋さんは自分が引っ張っていくことよりも仲間に任せたほうが想像を超えた結果が生まれた経験をきっかけにリーダーとしてのあり方をかえたという。

池嶋:全部自分がやったほうが早いって思うことは多々あります。でも、自分の本業が忙しくなった時に仲間に助けてもらって。自分がやるよりも仲間がやるほうがいい意味で想定外の結果が出たりしたんですよねー。思っていたものを出せる子に依頼したり、自分でやるよりも、はるかに面白いものが仕上がったのでその一人では生まれない結果が面白いなと。

自分は前に立って引っ張るよりも、メンバーが活動しやすいように周りのつまづきそうな石を先に行って拾うようなそんなリーダーなのかなとおもいます。

メンバーからも、「リーダーとなって現場で動くよりも、大枠を決めて見守るオーナーになってほしい」と直接言われたという池嶋さん。メンバーからこのような提案がきたことには驚きつつも、チームとしての最適解ではあるし嬉しい気持ちもあったという。

組織図にするなら三角というよりも円

さらにCrèche代表理事の井上さんは、もうそもそも「リーダー」は役職であり一番偉い人でも全ての権限がある人でもないと考えている。

井上:現場を一番知っているのは現場で活動するメンバーなので、僕はそこではなんの力もないです。プロフェッショナルとして活動するメンバーはそこでは一番経験も知識もあるから、それ以外のところで頑張ればいいかなって。

むしろ、メンバーというよりもそもそも友達になれたり信頼できる人であって、そのうえで一緒に活動しているので指示を出すとかしないし、特にリーダーとしてやってることはないですね。全部助けてもらってます。

リーダーがトップで、その下にメンバーがいるというものではなく、自分が中心となってVISIONは描くけれどそれは役割だからやるだけであるというCrècheのチーム体制。全員がリーダーであり、全員がフォロワーでもあるというこれまでの会社組織ではつくりにくい形を自分が立ち上げたからこそできている。

 

誰もがリーダーで誰もが良きフォロワーになる時代

全く違う3人それぞれのリーダーとしての活動の仕方、リーダーシップの取り方があった。そして、これはすべて正解ではなくそれぞれが最適な形を小刻みに修正していくことで作り上げられた形でもあることがわかった。

「理想とするリーダー像」そのものは、リーダーがどういう人かだけで決まるものではなく、一緒に活動するメンバーの強みや、組織として外部から求められること目指すゴールの大きさや期限にあわせて変わってくる。

そして次世代のリーダーの育成やリーダー本人が成長するためには、その周りで盛り上げサポートし合うサブリーダーやフォロワーの存在が重要

リーダーになることが苦手だという人も、求められすぎることに対しての苦手感であることが多いのではないだろうか。その解決策の一つとしても、失敗してもいい環境や言い合える環境をつくる「仲間」一人一人がこのチームを彩っていくことがわかりました。

イベントには、年齢も性別も様々な方がお越し下さり、リーダー・サブリーダー・フォロワーの人数もほぼ均等に分かれていた。

 

チームに分かれ、それぞれの話し合いたいテーマにそって話し合う時間を設けていた。

(会場の大阪 中央公会堂はイベントをする人にはとてもおすすめな場所だということもわかりました!)

 

お越し下さった皆様、シェアやいいね!をしてくださったみなさまもありがとうございました!!

 

 

 

 

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