[生き抜く知恵を語るLive] テーマ「お金」

第二回目となった「生き抜く知恵を語るLive!」。
滋賀県長浜市の一軒家を長浜市さんからご提供いただき、私たちが考えるこれからの時代の「生き抜く知恵」について、一般社団法人防災ガールのメンバーと、時々お迎えするゲストのみなさんが語り合う、新しいコンセプトの動画メディアとなっています。

番組は全十回。生きていく上で経験することのある身近な「災い」を大きく10個に分けて毎回それぞれの「災い」をテーマに考えます。

 

[su_note note_color=”#dbe9e1″ radius=”2″]<生き抜く知恵を語る10の”災い”>

家族、お金、仕事、世の中の事、情報、健康、恋愛・人間関係、学校、価値観・考え方、天災[/su_note]

 

 

第二回のテーマは「お金」

2017年11月29日、今回のテーマは「お金」。食べる、纏う、住まう、私たちの生活の全てにお金が関わっています。生きるためにお金を得て、生きるためにお金を使う。私たちの生をつなぐお金には、どんな災いが潜んでいるのでしょうか。

 

生き抜く知恵の紡ぎ手

愛美

 

今日の話の流れ今回の話題

1)わたしたちのお金の使い方
2)お金がないと生きていけない?
3)わたしたちにとって「お金」とは?
4)まとめ

 

 

 

1)わたしたちのお金の使い方

私たちの手元に入って来るお金は、限られたものです。それを自分たちはどのように使っているのかを、円グラフに書いてみて、見直してみました。

愛美: 税金が結構かかってます。今年の会社に前職を辞めて、フリーランスになったので税金がちょっと多いですね。あとは雑費で友達に会いに行ったりとか、趣味のものを買ってみたりとか…。長浜にこの7月から住んでいて結構自炊をしたりとか、お野菜をもらったりするので食費が月に1万ちょっととかになりました。

 

: 一人暮らしの時には?

愛美 東京で一人暮らしをしていたときは自炊する力もなかったので結構3万とかいってた気がします。ものすごい節約になりました。

 私は学生なんですけど、すごい極端なグラフができまして、半分くらい食が占めて居まして。私は食べるのが趣味みたいなもので、食べることに幸福を感じるので、こういうお金の使い方になりました。

 

 

愛美 欲望がありありと(笑)

 : あとは交通費ですね。学校通ったりとか実家に帰ったりとか。あとは大学院生なので研究費です。印刷費とか調査地への交通費などの費用とか。税金が無いのが学生と社会人の違いですね。ここに税金が入ったらと考えると…

来年から社会人で、お金の使い方をリアルに考える時期になっているので、ここで真剣に向き合ってみたいと思っています!就職活動をする中で、給料とかを見て色々引かれることを考えると、意外とお金って足りなくない?って思うんですよね。お金が無くても幸せになれるという人もいると思うんですけど、やっぱりお金って、要るのでは?

愛美 なんやかんやお金大事ですよ。お金が無いと時間も買えないし、夢とか経験にも関わってきますからね。

 

最低限の生活を保障するため、自分自身の活動など、充実した人生を送るため…普段のお金の使い方を可視化することで、お金は自分たちの生活の基盤を作っているということが見えてきました。

 

2) お金がないと生きていけない?

「お金がなくても幸せになれる。」という意見もあります。しかし、お金が無いとできないことが多いのも事実。お金で得るものが大きいからこそ、災いも大きいのではないでしょうか。そんな中で、お金がないなりの生き方について考えてみました。

愛美 : 最低限のお金は要るよね。

 私は自分のアルバイト代とか、親からの支援とか、奨学金を借りて生活しているんですけど、お金が無いとなってしまうと、どうしてもマイナス思考になってしまいます。明日どうやって生きていこうとか、極端な事を言うとそういう日もあって(笑)なんかお金が無いって、お金に縛られてしまうと、どんどん追い詰められてしまう。視野がどんどん狭くなっていく気がします。

愛美 何より辛くなってくるから、精神的に。

 お金が無いと生きていけないというのが根本的にあるから、お金の無さがどうしようもないという災いという風につながっていきそうな感じがしています。

愛美 ちょっと俯瞰して考えたほうがいいんだろうね。どうしてそういう状況に至っているのかとか、どうしたら稼いでいけるのだろうかとか。今は例えば、polcaという個人でクラウドファンディングできるものができていたり、クラウドワークスとか副業ができるものなど色々あるから、ちょっと一歩外からの目線が必要なんだろうね。

 : やっぱりどうしても、どうやってお金を得よう、と切迫してくるじゃないですか。ナイーブな話なので人にも言えないし。

愛美 親にも心配かけられないし、友人もね。そういう話なかなかできないもんね。

 でも意外と、直接お金をもらうということでなくても、お金以外のものを得て助かる場合があります。近所に仲の良い先輩が住んでいるのですが、先輩は私のこと貧乏な苦学生だと思っていて(笑)私が『お金が無い』って言っちゃうのも悪いんですけど…。

愛美: かわいそうな苦学生がいると(笑)

 先輩は、お金が無い時はうちにご飯食べに来ていいんやで、と誘ってくださるんですよね。私が修士論文を書いていて忙しいのもわかってくださっているので、ご飯をごちそうしてくれたりとか、お弁当のおかずをくれたりとか。

愛美 お金を直接いただいているわけではないけど、間接的にいただいているのかな

 それで自分の食事が助かることもあるし、先輩に優しい言葉をかけてもらったり、人と一緒にご飯が食べられたりと、単に食事するという以上のものをいただいています。実際にお金が無い時も、別のもので代えることができるのかも。

愛美 それは物々交換に近いのかな。お金じゃないところの価値みたいなものがあるよね。そうやって先輩からしてもらえる人徳みたいなものが藍ちゃんにあると思うよ。信頼というか、助けてあげたいと思わせるような性格。

: 照れますね(笑)でもそういうお金じゃない価値、信頼で賄うのは最近よくありますよね。クラウドファンディングのように。

愛美 誰がやっているかとか、誰がどうそのお金を使いたいのかというところがすごく大きいよね。友人の例なんですけど、やりたいことがあるけれども、製作費が足りない、交通費が足りないというのをそういうクラウドファンディングサイトで発信したら、数万円調達することができたという話を聞いたりするから。

: 自分のお金をその人の活動に渡すというのは、その人に共鳴して、その人自身のことを信頼しているからできる。そういうお金の価値の変換みたいなところができているんですかね。

愛美 できているんだろうね。今、価値観は変わってきている時なのだと思います。これからはお金を使って何をするのかを考えずにはいられないような社会に突入しちゃっているのかなと感じます。

 お金に縛られずに生きていかなくてはいけないですね。

 

信頼がお金に変換するなど、貨幣以外の価値交換が始まっている、いま。
これまでとは違うお金との向き合い方が必要になりそうです。

 

 

 

3)わたしたちにとって「お金」って?

今の自分のお金のあり方を見つめた先に思うのは、これからのお金との接し方のこと。
お金という災いに陥らないためにも、自分にとってのお金の意味を考えます。

 私はお金をすぐ使ってしまうほうなんですけど、使い方には自分なりの信念があります。例えばペンを買う時に、ただのペンではなく、誰かが想いを込めていたりとか、こういうコンセプトで作っているという、特別なものが好きです。だから手作り市とか、アーティストのグッズを買ったりするのが好きで、相手の思いが見えるものを買いたい。それを買ったほうが、自分も幸せ度が増しますね。

愛美 ハッピーなお金の使い方だね!

: それでお金が無くなっていくというのもありますけど(笑)そのお金の使い方がへたくそだなと思います。」

愛美 : 私はお金の稼ぎ方について考えることがよくあって、前職は会社員で、会社員をしながら防災ガールをやっていたんですよ。仕事はお金を稼ぐための『ライスのワーク』、防災ガールは自分のやりがいだとか、得意なことを活かせる『ライフのワーク』でかみ合っていたという感じだったんです。

:ライスワークとライフワーク。

愛美 : そう。でも仕事が合っていなくてつらくてもライスのワークで生活を成り立たせて、副業でやりたいことやるのも一つだし、やっぱりライフワークに専念したいからお金少なくてもやりたい仕事に移るというのも一つ決断だと思うし、どう決断してどう生きていくというところに収束していくんじゃないかな。
お金はどう働くか、どう生きていくかということに直結すると思うので、『お金=人生』ともいえるんじゃないかな。

 お金の稼ぎ方使い方は生活そのものですからね。
私も、モノにこだわって買いますと言いましたが、モノを買うということは、モノそのものを手に入れるというところに行きがちですが、それがどういう意味を持っているのか、ということを深くは考えていなかったかもしれないです。私がモノを買うと、そのモノを作っている人のところへお金がいって、社会が回る。

愛美 ペンを一つ買うにしても、売っている店舗にお金が渡るし、これを運んできたトラックの運転手さんにもお金が渡るし、これを宣伝しているタレントがいたらその人にもお金が渡るし、一つ買うという行為はすごく社会に影響を及ぼしているよね。

: お金を使うって、社会と関わることなんですね。

 

愛美 話を戻すと、お金はセンシティブな話だったりして、考えたりして、お金がない、不幸だ!と考えてしまうのはすごく重要な話題だと思うんですよね、特に私たちの世代にとって。災いだと思う。

 目の前がいっぱいになってしまって、一歩引いて考えられなくなってしまう。美咲さんが言っていたんですけど、『お金に振り回される人間』になっているということですね。

愛美 お金を活かしきれずに、お金が主体になってしまっている。どうしたら振り回されずに生きていけるんだろう?

 最低限は要るとしても、それ以外のお金は自分にとってどういう意味をもつお金で、どういう風に使っていこうというのをあらためて考えてみると、単にお金に振り回さずに済みませんか?」

愛美 何も考えずに出入りをしてしまっているから元手がないことに対して無い!となってしまうけれど、一歩先を考えることで変わっていくんじゃないか、ということ?」

 そうですね、お金は自分のことだけではなくて、社会も回っていると考えると、お金との接し方が少し変わってくると思います。

愛美 ずっと人生が続いていくなかで、お金とは切っても切れない関係だから向き合わないと仕方ないよね。捉え方をちゃんと考えて、自分の中で意味づけしていくということが大事なのかな。

 

お金とは得るも使うも決断であり、その向こう側には社会がある。目の前のことばかり見るのではなく、自分でしっかりとお金の意味付けをし、一歩先を見据えて捉え方を変えることが、お金に振り回されないようになる一つの手段かもしれません。

 

 

 

4)まとめ

お金の使い方、お金の稼ぎ方、お金という価値、様々なことを話し合って、二人なりの結論を出しました。

愛美: 「決断と信頼」。決断というのは、何をもってお金を稼いでいきたいかだったり、何をどう使っていくかだったり、お金を通じて何を考えるのか、というのを決断して行動するというのが大事じゃないかなというのが一つ。信頼というのは、さっきの藍ちゃんのお世話してくれた先輩しかり、クラウドファンディングしかり、これからはより信頼の時代になっていくと思うから、やっぱりいろんな人に信頼されるような人間になっていきたいと思いました。

: 「お金の先を考える!」即物的にお金=何か、モノとかではなくて、作り手のこと、それに関わっている人のことを考えていくことにハッとしました。目の前の自分の好きなものにしかお金を使っていなかったので、お金を使うことは、社会と関わること、人と関わること、そういう大きな範囲で考えると、お金の使い方が変わりそうです。

自分にとって必要なものは何かというのを真剣に考えていくと、お金が無いという状態の時に、私は自分にとって必要なものを買っているのだから満足だ、という風になっていくかもしれない。

愛美: お金に執着しすぎちゃうと、無い時にすごく不安になると思うんです。でもそうなってしまうと、病気とか天災とかで無くなってしまった時に不安になってしまうけど、少ない範囲の中で自分が納得していれば、何かあった時にも受け入れられると思うんです。

 そういうお金との向き合い方をしていきたいですね。今回改めてお金について考えてみて、大きなテーマだと思いました。パン一個100円とかだと軽く使ってしまうかもしれないけど、実はそこには大きな覚悟が必要なものかもしれないですね。お金を使うことで自分の生き方が変わりますから。

愛美 生き方は変わるよね。

 ただ、自分ではどうしようもない部分もありますけど、奨学金とか…。

愛美 税金とかね!でも今は意味を持つものが貨幣だけではなくて、ダイナミックな過渡期にきているから。

 お金以外で何かを交換するようになる機会が増えるかもしれないですね。これから社会に出る身として、お金のことはしっかり考えていきたいと思います!

愛美: 日本人ってお金稼ぎ=悪みたいなところがあるから、お金の話はちょっと…ってなるけど、もうちょっと教育とかでお金のことを教えてもらう機会があってもいいと思うし、身近な存在になると、災いになることもないんじゃないかな。

: ハッピーなお金の使い方をしたい!!

愛美 それが色んな人に波及していったらいいですね!

 

 

お金は、生きる力をもたらしたり、チャンスを与えてくれたり、消費の先には目の前にあるもの以上のものがあります。お金に囚われすぎず、自分なりのお金の使い方を考えてみること、そうしてお金と接していくことで、お金にまつわる災いを回避していくことができるかもしれません。
まずは今の自分のお金との接し方を見つめ直すことから始めてみませんか?

 

次回も滋賀県長浜市の一軒家「生き抜く知恵の実験室WEEL」から配信します。

12月27日(水)22:00~、テーマは「世の中のこと」。
私や私のまわりにある「世の中のこと」で生じる災いについて、一緒に考えてみませんか。

 

生き抜く知恵を語るLiveは、防災ガールのFacebook Live
もしくは、youtubeからご覧いただけます。次回の配信もおたのしみに。

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