熊本地震から2年。そこから生まれたものとは?〈BRIDGE KUMAMOTO主催イベント〉

熊本地震から2年。何が変わったのか。

2016年4月14・16日に熊本で発生した最大震度7を観測した熊本地震から2年が経過しました。

今も多くの人たちが、仮設住宅に暮らし、不自由な生活を送られているのをテレビをはじめとするメディアで改めてご覧になられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「この2年で何が変わったのか」

クリエイティブな災害復興や防災にスポットをあて、本日はいくつか熊本での変化をご紹介します。

 

熊本地震後に生まれたクリエイティブ組織

熊本地震後に設立された一般社団法人bridgekumamotoという団体があります。

らゆる分野のクリエイターと企業・団体・個人をつなげ、新たな協業の形を創出し、災害復興支援や地方創生、若者の雇用などの社会的課題を、 クリエイティブの力で問題解決する一般社団法人です。

2年を経て、被災地の人たちは、「熊本地震のことは、みんな忘れてしまってるんじゃないかな?」という思いが強くなっている』

と代表の佐藤 かつあきさんは語ります。

 

それを背景に、震災後に誕生したプロジェクトやプロダクトを紹介することで、熊本の創造的復興に少しでも、力になりたいという思いから生まれたイベントBlue Seed School ともだち100人できるかな?が2018年4月14日・15日に東京都にある世田谷ものづくり学校にて開催されました。

私たち防災ガールも参加したイベントで、「熊本地震後に生まれたもの」をクローズアップして紹介しています!

 

1・地震で失った橋は、あやとりでかける「1000人のあやとり写真展」

熊本地震で阿蘇大橋が崩壊しました。

阿蘇大橋をすぐにかけるのは難しくても、みんなで創造の橋はすぐにかけられる

阿蘇大橋をイメージした「あやとりの橋」。

今も変わらず熊本のことを思い、応援してくれている人たちを可視化することを目的にした「1000人のあやとり写真展」は、BRIDGE KUMAMOTOにより誕生しました。

 

2・捨てられるブルーシートを、忘れられないバッグやコサージュに

地震があった熊本では街中ブルーシートだらけ。ブルーシートがゴミになる前に回収・洗浄してバッグにしようとしてデザインされた「ブルーシードバッグ」。

これは、被災地のブルーシートはすべて「復興の種」なんだと考え、このバッグを「ブルーシード(青い種=復興の種)バッグ」と名付けられたようです。

イベントでは、被災地のブルーシートを使って作る、コサージュ作りのワークショップも行われていました。

 

3・自然災害だけでなく”日常にある災い”からの回復食としてのお粥

熊本地震では、「避難生活中の栄養の偏りやストレスによる不健康」が問題となりました。

さらに、災害時のために開発された非常食においては 非常食を買っても忘れてしまうことや買ったことに満足して放置してしまうことが課題

日常の災いにも、非常時の災いにも、回復食として食べることができるお粥「potayu」を、防災ガールが石井食品株式会社とのコラボで開発し、その試食も行わせていただきました。

「potayu」は賞味期限を必要最低限とし、味にも素材にもこだわった無添加調理を実現。中医学の視点から心身をリラックスさせられるお粥です。

 

生まれたデザインやプロジェクトは多数

他にも、多くのデザインプロダクトの展示やプロジェクトの紹介が行われていました。

▼阿蘇・小国杉を使った、デザインプロダクト「FIL」の小物の展示

▼被災した南阿蘇鉄道の枕木を、再利用したプロダクト「ARCH」
キューブ状にカットした枕木に、崩落した阿蘇大橋の地形の3Dデータ通りに削り出したオブジェ。AR技術で、スマホをかざせば、阿蘇大橋が復活して見える仕掛けを構築中

▼阿蘇地獄温泉の源泉
被災し営業が再開できない阿蘇地獄温泉の源泉をボトルに詰めた商品。
家庭の風呂に入れると、温泉の香りがする。

SEINAN WAR
西南戦争の舞台になった熊本で、その戦場を再現したPR動画を作るクラウドファンディングのプロジェクト。

▼ドローンによる震災後の熊本の風景写真

▼阿蘇神社復興支援動画上映

▼竹あかり

これらは、熊本のNHKニュースに取り上げてもらったり、多くのメディアに取りあげ、会場に来られない人たちにも、「熊本を応援している人たち」の存在を伝えることで、熊本地震を忘れない、と人々に伝えています。

 

熊本地震から2年。そこから何が生まれたのかを本日はご紹介しました。

 

「〇〇地震から〇年」。この言葉だけに頼らない防災。

「〇〇地震から〇年」

この言葉によって、人々の震災の記憶が思い出されることは多いと思います。

その度に、防災をしておかないといけないと決意を新たにする人も多いと思います。

ですが、普段からの生活に震災の記憶を取り込むこと、防災の仕組みをいれること。

普段から「当たり前に防災をやっている」ことを防災ガールでは目指すべく、今後も防災の新しいカタチをお伝えしていければと思います。

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