今回は、日本の男子陸上短距離界注目の大学生スプリンター、柳田大輝(やなぎたひろき)さんにスポットを当てていきたいと思います。
柳田大輝さんは高校時代に日本選手権決勝に進出し一躍スターへの足がかりとすると、大学ではパリ五輪、世界選手権3大会を経験。2023年と25年には100mのアジアチャンピオンに輝いたという素晴らしい実績の持ち主です。2025年9月現在の自己ベストは10秒00。世界の舞台での躍動が大いに期待されています。
一方、そんなトップアスリートにとって重要だったのはやはり家族の存在。すごく陸上色の濃い〜環境の中で才能が育まれてきたようなんですね。
では、「柳田大輝の兄弟や両親(父母)等の家族!出身中学や高校と大学はどこ?」と題し、柳田大輝さんのご家族の話題を中心に人となりに迫ります。
ぜひ最後までお付き合いください。
柳田大輝の兄弟
男子100メートル柳田大輝の背中追う弟たち…東洋大陸上部所属「柳田3兄弟」
— スポーツ報知 (@SportsHochi) July 2, 2025
記事はこちら▼https://t.co/yaVRNkObrT
実は柳田大輝さんは、陸上ファンや関係者の間では有名な三兄弟の長男です。
- 長男:大輝(ひろき、2025年現在東洋大4年)
- 次男:聖人(きよと、同3年)
- 三男:聖大(あきひろ、同1年)
そして3人とも農大二高〜東洋大と、まったく同じ学歴、同じ陸上部。一番上のお兄ちゃんの求心力もさることながら、よき指導者に恵まれていたということもいえるでしょうか。農大二高の陸上部顧問・斎藤嘉彦さんは、バルセロナ五輪に出場経験(400mハードル、4×400mリレー)を持つオリンピアンでもありますからね。
そんな指導者に導かれて、陸上3兄弟が成長していきました。
東洋大学陸上競技部短距離部門の公式X(旧ツイッター)から弟たちの活躍を拾ってみると…
【第109回日本陸上競技選手権大会】
— 東洋大学陸上競技部短距離部門 (@toyo_tf) July 5, 2025
▪︎男子400mH 予選
2-8 下田 隼人 49"73 2着Q
2-6 栁田 聖人 50"09 6着 pic.twitter.com/MW216lK0rQ
【第8回日本大学競技会】
— 東洋大学陸上競技部短距離部門 (@toyo_tf) September 6, 2025
▪︎一般男子走幅跳A 決勝
栁田 聖大 7m33(+0.1) PB 1位 pic.twitter.com/RATxs623tU
聖人さんは400mハードル、聖大さんは走り幅跳びが専門。2025年の関東インカレでは聖人さんが4位(記録は50秒22)、同年第8回日本大学競技会では聖大さんが優勝(記録は7m33)。それぞれ結果を残しています。国際大会で風を切るお兄ちゃんを見て、とても頼もしく感じているのかも知れません。
柳田大輝の両親(父母)
現在4連勝中!両親が明かした男子100メートル柳田大輝「強さ」の原点 陸上日本選手権4日に開幕
— スポーツ報知 (@SportsHochi) July 2, 2025
記事はこちら▼https://t.co/tKxzHdnTHS
柳田大輝さんの父親は輝光さん、母親は昌代さんといわれ、それぞれ2025年7月時点の年齢は44歳、45歳と報道されていました。
お子さん3人とも大学生で陸上選手ですから、いろいろと苦労がありそうですよね〜笑
ただ、ご両親とも陸上経験者で体育会系。父輝光さんは中学校の教師で陸上部の顧問。母昌代さんはかつて七種競技の選手で、2014年の群馬県民体育大会には砲丸投げの選手としてお名前がありました。スポーツに理解があるどころか、ほぼ現役と言ってもいいくらいなんです。
もしこんな種目があったら、ひょっとして世界一になれるかも?
家族リレーに出たらいくつくらいで走れるんだろうか。
— Hiroki Yanagita (@722Gita) October 1, 2022
三兄弟+父or母
柳田大輝の家族
軽トラ押して、陸上人生飛躍!五輪初切符期待されるスプリンター柳田大輝の原点 人生懸けた夏が始まる― スポニチ Sponichi Annex スポーツ https://t.co/fZCaDPfScm
— スポニチ記者ツイート スポーツ (@sponichisports) June 25, 2024
コロナ禍で活動が大幅に制限される中、世界を目指した“柳田一家”。3兄弟で軽トラを押してトレーニングしたという驚きのエピソードが残っています。(※スポニチ:軽トラ押して、陸上人生飛躍!五輪初切符期待されるスプリンター柳田大輝の原点)
柳田大輝さんを含む3兄弟で、代わる代わる約80mの農道を軽トラを押して特訓。足腰を徹底的に鍛えました。柳田大輝さんがまだ高校時代のことです。
お膳立てをしたのは母昌代さん。「大輝が“何か押す物ないかな”とずっと言っていて、それで軽トラを思いついた。練習をしないという選択肢はなかったんだと思います」と昌代さん。さらに、おじいちゃんがニュートラルにした軽トラのハンドルを握り、特訓をサポートしたそうです。
一方、父輝光さんは、当時開放されていた高崎市の競技場までの送迎を担当(※車で1時間弱)。まさに一家総出で陸上3兄弟のレベルアップを支えてきました。
陸上競技の記録って、選手一人が頑張ったから出る…というわけではないんですね。本当に感心させられます。
柳田大輝の出身中学や高校
【#パリ五輪】
— 上毛新聞スポーツ (@sports_jomo) August 8, 2024
陸上男子400メートルリレー予選で、日本は38秒06の組4着となり、タイム順で決勝進出を決めました!
柳田大輝選手(東洋大、東農大二高出身)は2走で出走しました!https://t.co/k57lqUFQXo
柳田大輝さんの出身中学は館林市立第一中学校、高校は東京農業大学第二高等学校です。(※館林市:東京2025世界陸上日本代表おめでとう!陸上競技リレー柳田大輝選手)
高校は略称「農大二高」と呼ばれ、陸上部中長距離は駅伝の強豪として知られています。また、短距離も群馬でトップを争う高実績をあげており、前項でも触れましたが弟さんたちも同じ学歴をたどっています。
中学時代にいち早く柳田大輝さんの才能を見出したのは、農大二高陸上部の顧問、斎藤嘉彦さん。
斎藤先生が驚く通り、中学時代は走り幅跳びの選手として早くも輝きを放っていたそうですよ。
高校1年まで、走り幅跳びの選手としてその名を知られていた。全中や国体を制した。
— 朝日新聞スポーツ部陸上担当 (@asahi_runner) December 18, 2021
100メートルが急成長を遂げたのは、高校に入ってからだ。
「これはものが違うなあ」
東農大二高陸上部の顧問、斎藤嘉彦さんが初めて柳田を見たのは中3の冬。すぐにその才能を見抜いた。https://t.co/gzSJQOzD8E
2018年の全中では走り幅跳びで優勝(※7m22は当時の大会記録)、100mでは準優勝。そんな柳田大輝さんの、足で地面を押す力に驚き思わず「ものが違う」と思ったのだとか。(※朝日新聞:男子100mの柳田選手 開花したスプリンターの才能)
そして高校では2019年インターハイで走り幅跳び4位、4×100mリレー準優勝。2021年大会は100m優勝。日本選手権で決勝まで進んだ実力を存分に発揮しました。また、高校2年生の頃には走り幅跳びと短距離の二刀流から、短距離一本に絞っています。
柳田大輝の出身大学
(TEAM JAPANインスタ@teamjapanjocより)
胸のTUマークが輝いてる? 2025年9月現在、柳田大輝さんは東洋大学文学部国際文化コミュニケーション学科の4年生です。
東洋大学の短距離といえば、日本人初の9秒台を記録した桐生祥秀さんが思い当たりますが、入学当初は一緒に練習していたこともあるそうです。
大学進学後はいっそう国際舞台での活躍が目を引きます。アジア大会では2023年と25年100mで優勝。オリンピック、世界選手権の4×100mリレーメンバーとしても常連です。2025年8月には追い風参考ながら9秒92をマーク。まだまだ記録を伸ばしていきそうですよ。
まとめ
今回は、高校時代からスターの輝きを放っていた日本を代表する男子短距離ランナー、柳田大輝さんの人物像を深掘りしてまいりました。
柳田大輝さんは3人兄弟の長男。次男・聖人さん、三男・聖大さんとともに陸上競技と向き合っています。2025年現在、3人とも東洋大学の大学生です。父親は輝光さん、母親は昌代さん。ともに陸上経験者であり、3人兄弟を力強くサポートしてきました。出身中学は群馬県の館林市立第一中学校、高校は東京農業大学第二高等学校。
高校卒業後は東洋大学へと進学。日本一速い男を目指して日々トレーニングを積んでいます。まだまだ成長中ですし、夢の9秒台はもう目前。これからの躍動に期待が高まります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※当記事は公開情報やネット上の声をもとに独自にまとめたものです。正確な情報は公式SNS等をご確認ください。
公式リンク:
- Web: JAAF公式サイト
- X: 東洋大学陸上競技部短距離部門公式アカウント
- X: 柳田大輝公式アカウント
- Instagram: 柳田大輝公式アカウント
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