今回は、陸上女子100mハードル界の遅咲きのニューヒロイン、中島(なかじま)ひとみさんにスポットを当てていきたいと思います。
中島ひとみさんは自己ベスト12秒71(※日本歴代2位、2025年年9月時点)を2回マークする日本屈指のハードラー。細身ながらも素晴らしいスピードで駆け抜ける姿がたくさんの陸上ファンを魅了し、世界の舞台での躍動が期待されています。
そんな中島ひとみさんですが、実力開花はまさにここ数年のこと。これまで決して順調な陸上人生を歩んでこられたわけではありませんでした。
では、「中島ひとみ(陸上)の出身中学や高校・大学はどこ?身長や年齢等のwikiプロフ!」と題し、中島ひとみさんの人となりを深掘りしてまいります。
ぜひ最後までお付き合いください。
中島ひとみ(陸上)の出身中学や高校
中島ひとみさんは中学時代、すでに日本一ハードラーでした!
「私は一度、消えているので…」“史上最高レベル”陸上女子ハードル界に現れた超新星は29歳? 元“消えた天才ハードラー”中島ひとみの波乱万丈(加藤秀彬(朝日新聞))#陸上 #中島ひとみ #長谷川体育施設 #100mハードル #NumberWeb https://t.co/yfcEmgY8p4
— Number編集部 (@numberweb) May 29, 2025
兵庫県出身の中島ひとみさん、出身中学は伊丹市立荒牧中学校、出身高校は夙川(しゅくがわ)学院高等学校(※現在の夙川高等学校)です。JAAF公式サイトほか、各メディアで紹介されています。
実は中島ひとみさんは、第37回全日本中学校陸上競技選手権(2010年)で優勝しています。100mから100mハードルへと専門を変えたのが中学2年生の頃。中学生チャンピオンになったのがその翌年ですからスゴいですよね。“天才現る”と騒がれたのもうなずけます。
当時は「「とにかく速くなりたい」という一心で、疲れるどころか練習が楽しくてしょうがなかった」そうです。(※世界陸上デフリンピック2025:中島ひとみ)
伸び盛りというのはそういうものかもしれませんね。
そして、高校進学後も国体優勝などの活躍を見せますが、転機が訪れたのは3年生の頃。タイムが伸び悩み、次第にプレッシャーに押しつぶされてしまうことに…ストレス性胃腸炎のためインターハイへの出場を逃し、その後大きくモチベーションを失ったといいます。
ちなみに、2010年の全中のリザルトを見て驚くのは、同大会の四種競技のチャンピオンがなんと福部真子さん!
遅くなりましたが、男子3000mは城西廉選手が8.43.73で優勝。男子四種競技は乾大輔選手が2859点、女子四種競技は福部真子選手が2807点で優勝しました。また、男子棒高跳は唐沢拓弥選手が4m50で優勝でした。 #tfjapan
— 陸マガ(陸上競技マガジン) (@rikumaga) August 22, 2010
福部真子さんといえば現在の100mハードルの日本記録保持者(※12秒69)であり、中島ひとみさんの最強のライバル。今や日本のトップ2が15年前の全中でニアミスしていたんですね〜
福部真子さんは高校時代、100mハードルでインターハイ3連覇を果たすなど、華々しい活躍を披露しています。それぞれ違った陸上人生を歩むことになりましたが、意外なところにドラマが隠されていたんです。
中島ひとみ(陸上)の出身大学
目指すは日本学生対校選手権の栄冠だ。「大学でも日本一になりたい。ハードルも100メートルもリレーも全力を尽くす」と完全燃焼を誓った。
— 兵庫陸上 28 Athletics Report(ひょうあす) (@kusamo_saitaro) July 10, 2017
神戸新聞NEXT|中島ひとみ(園田女子大)、大会新でV3 陸上兵庫選手権女子100m障害 https://t.co/NPab1g5gZt pic.twitter.com/QKgxiWtZEL
中島ひとみさんの出身大学は園田学園女子大学です。こちらの情報もJAAF公式サイトほか、各メディアで紹介されています。
高校3年生時、インターハイ優勝の夢が潰えモチベーションを失った中島ひとみさんでしたが、大学進学後も陸上競技を続け日本選手権にも出場されました。ただ残念ながら、決勝まで勝ち進めるほどのタイムではありませんでした。
- 2015年予選1組6位:13秒99
- 2016年予選4組6位:14秒01
- 2017年準決1組6位:13秒65
日本選手権のベスト16までいけるだけでスゴいと思うのですが、一方では中学時代に“天才”と呼ばれた頃の輝きではなかったことも事実。ご自身では当時を振り返り「また日本一をめざしたら、高校3年のときみたいになるんじゃないかと思いました。自分の中でストッパーをかけないと、できなかったときにすごくしんどくなる」と語っています。(※NumberWeb:元“天才少女ハードラー”の「復活秘話」)
「勝ちたい」との純粋な気持ちを取り戻せないまま卒業し、社会人(長谷川体育施設)へとなります。
ちなみに、東京2025世界陸上への出場決定後、中島ひとみさんは母校を訪問。セレモニーが開催されたそうです。
13日開幕、世界陸上日本代表の中島ひとみ 母校の園田学園大で壮行会 後輩ら110人に「一緒に頑張る」https://t.co/ImKZIDBM7O
— 神戸新聞 (@kobeshinbun) September 9, 2025
陸上の世界選手権東京大会の日本代表に決まった女子100メートル障害の中島ひとみの壮行会が9日、母校の園田学園大(尼崎市)であった。
園田学園女子大学は2025年4月から共学化、園田学園大学となっています。陸上部の後輩たちも応援しているようですよ。興味がある方は公式インスタもチェックしてみてくださいね。
中島ひとみ(陸上)の身長
(中島ひとみ / HITOMI NAKAJIMAインスタ@g713__8より)
中島ひとみさんの身長についての情報は伏せられており非公開です。最近の陸上界では基本的に明かさないことがスタンダードとなっているようですね。
前掲のインスタは福部真子さんとの2S。福部真子さんは166cmとの情報がありましたが、中島ひとみさんのほうがちょっとだけ高身長のように感じられますね。
見た目からの勝手な推測ですが、170cm前後かなと思います。
中島ひとみ(陸上)の年齢
中島ひとみさんは1995年7月13日生まれで、2025年9月現在の年齢は30歳です。JAAF公式サイトなどで確認ができます。
前項でも少し触れましたが、100mハードルの第一人者・福部真子さんは1995年10月28日生まれ。つまり同級生なんですね。
福部真子さんが日本選手権100mハードルで初優勝を果たすのが2022年のこと。同年に世界陸上にも出場し、準決勝で日本新記録(※当時、12秒82)を叩き出しました。
一方の中島ひとみさんが日本選手権で初の決勝進出(4位)を果たしたのが2022年。初の表彰台を記録する(1着と同タイムの2位)のが2025年。つまり、中島ひとみさんは常に追いかける存在なんですね。メディアで“遅咲き”と言われる所以かと思います。
中島ひとみ(陸上)のwikiプロフィール
(日本陸上競技連盟(JAAF)インスタ@jaaf_officialより)
- 名前:中島(なかじま)ひとみ
- 出身:兵庫県
- 年齢:30歳(2025年9月現在)
- 血液型:O型
- 趣味:カフェ巡り
- 所属:長谷川体育施設
2025年7月の日本選手権決勝では、まれにみる激しいデッドヒートが繰り広げられ、1着の田中佑美さんと同タイムでゴールに飛び込んだのが中島ひとみさんでした。着差はなんとわずか0.003秒差…
ですが、話題はその後にも続いていました。日本選手権は中島ひとみさんの結婚報告の場でもあったんです。お相手は男子400mハードルの豊田将樹さん。結婚後は中島ひとみさんのコーチ役も兼ねており、夫婦二人三脚での急成長なのでした。
(豊田将樹インスタ@tydmskより)
夫婦2人、視線が同じ夢へと向かっているなんてすごく素敵じゃないですか? 世界の舞台での活躍に期待です。
まとめ
今回は、陸上女子100mハードルのニューヒロイン、中島(なかじま)ひとみさんの人となりを深掘りしてまいりました。
中島ひとみさんは兵庫県出身。出身中学は伊丹市立荒牧中学校、出身高校は夙川(しゅくがわ)学院高等学校(※現在の夙川高等学校)です。中学時代には全中優勝を経験しています。大学は園田学園女子大学(※現在は園田学園大学)。身長は非公開。1995年7月13日生まれの30歳(2025年9月現在)です。
中島ひとみさんにとって2025年は飛躍の年となっています。その好調ぶりを支えるのはご主人の豊田将樹さん。アスリート夫婦が目標とするのはやはり世界の舞台での躍動です。同期の福部真子さんとともに、これからの活躍から目が離せませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※当記事は公開情報やネット上の声をもとに独自にまとめたものです。正確な情報は公式SNS等をご確認ください。
公式リンク:
- Web: 長谷川体育施設公式サイト
- Web: 世界陸上デフリンピック2025公式サイト
- X: 中島ひとみ公式アカウント
- Instagram: 中島ひとみ公式アカウント
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